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エプソン、インドネシアにインクジェットプリンターの組み立て工場を増設
インドネシアエプソン、インクジェットプリンター新工場を増設
−4月22日にオープニングセレモニー実施−
*参考画像は添付の関連資料を参照
セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下 エプソン)は、中長期的なインクジェットプリンター事業(プリンティングソリューションズ事業)の成長実現に向けた計画の一つとして、インドネシアの製造子会社 P.T.Indonesia Epson Industry(社長:阿部 栄一、以下 IEI)にインクジェットプリンターの組立工場を増設、4月22日にインドネシア政府他の関係者出席のもとオープニングセレモニーを実施しました。
新工場は、IEIに隣接する他社工場を2013年7月に取得、2015年度に約30億円の設備投資を行い改修を進め、このほどオープニングセレモニーを実施したものです。
IEIは、プリンティングソリューションズ事業における主要な海外生産拠点であり、主に戦略製品である大容量インクタンク搭載モデルや、オフィス向けインクジェットプリンターの生産を行っています。IEIでは、今後の需要動向を見ながら生産規模を拡大させていき、従業員数を現在の約1万人から、2020年に向けて1万2000人体制(※)に増やす計画です。
また、IEIは生産・物流機能に加え、プリンターの設計機能を有していることが大きな特長です。エマージング市場に求められるニーズを反映し、かつ、より生産しやすい製品設計を実現、さらに商品化リードタイムの短縮を図れるよう、インドネシア現地における設計力を高めていきます。
エプソンでは、プリンティングソリューションズ事業におけるコア技術であるPrecisionCore(プレシジョンコア)関連投資を「Epson 25 第1期中期経営計画」(2016年度〜2018年度)において積極的に進めていく予定です。すでに稼働している諏訪南事業所および東北エプソンにおけるヘッド生産ラインに続いて、国内では広丘事業所の前工程ラインや秋田エプソンでの後工程(ヘッド組立)ラインの新設、海外ではインドネシアおよびフィリピンでの製品組み立てラインの増強により、中長期的な生産体制を整備し、需要の拡大に対応していきます。
エプソンは、今後も、独創のインクジェット技術をはじめ、コアデバイスから完成品の生産、そして販売・サービスまでを一貫して手掛ける垂直統合型ビジネスモデルにより、世界のあらゆる地域のお客さまに驚きと感動をお届けする製品・サービスを提供していきます。
増設工場の概要およびIEI会社概要については、以下をご参照ください。
■増設工場概要
投資金額:約30億円(2015年度:設備投資のみ。2013年7月取得の隣接工場を改修)
主要生産品目:インクジェットプリンター、SIDM(Serial impact dot matrix printers)
ライン稼働:2015年11月より段階的に稼働
建物面積:約47,400m2
土地面積:約53,000m2
従業員数:現在の約1万人から、約1万2,000人(※)に増加(2020年時点)
■IEI会社概要
社名:P.T.Indonesia Epson Industry(IEI)
住所:
EJIP Industrial Park Plot 4E
Cikarang Selatan,Bekasi 17550 Indonesia
社長:阿部 栄一
設立:1994年7月27日
従業員数:約1万人
面積:
土地260,200m2
建物151,100m2(新工場含む)
生産品目:インクジェットプリンター、SIDM(Serial impact dot matrix printers)、スキャナー、POS(Point of sales)プリンター
備考:セイコーエプソン株式会社100%出資
※現時点での見通しであり、今後の動向によって変動します。
以上