Article Detail
サカタのタネ、コンパクトで豪華なラナンキュラス「ワンダーランド iQ」の苗を発売
コンパクトで豪華なラナンキュラス『ワンダーランド iQ』の苗を発売
わい化剤いらずで省エネ生産、存在感があり早春のガーデニングの主役に
*参考画像は添付の関連資料を参照
サカタのタネは実生系 F1ラナンキュラスの新シリーズ『ワンダーランド iQ』(=写真=)を開発し、生産者向けの苗を発売します。鮮やかで豪華な花とコンパクトで扱いやすい草姿が特徴のわい性シリーズで、早春のガーデニングシーンで主役になることができる存在感が魅力です。
『ワンダーランド iQ』は、世界初の実生系 F1ラナンキュラスとして一世を風靡した「ワンダーランド」の花色や草姿などを改良した新シリーズ。開発に約10年以上かかりました。「iQ」はimproved qualityの略です。濃い赤色の『ワンダーランド iQ レッドシェード』、濃い黄色の『同 ゴールデンイエロー』など、計6品種6色です。
最大の特徴は、大輪系でありながら、草姿がコンパクトで分枝性に優れ、株のまとまりが非常によいことです。草丈は通常の栽培で約20cm、従来の主要品種と比べて2/3程度に抑えられます。従来品種では草丈を抑えるためにわい化剤を使用しなければなりませんでしたが、『ワンダーランド iQ』はその必要がありません。また早生性があり他の品種よりも早く花が咲くため、出荷までの期間を短くすることができます。これらの栽培特性により、生産者の栽培コストを削減することができます。
ラナンキュラス『ワンダーランド iQ』は、セルトップ苗のみの販売です。1トレー288穴(260本保証)で希望小売価格(※1)は1トレー10,400円(税抜)です。受注は全国の種苗店、JAルートを通じて4月下旬に開始し、10月上旬より発送します。
【参考資料】
■早春のラナンキュラス、生産者と消費者の両方にメリット
ラナンキュラスは2月から5月上中旬にかけて、鮮やかな花弁が幾重にも重なる豪華な花を咲かせます。また花色は赤色、黄色、ピンク色、オレンジ色など明るい暖色系が中心のため、冬が長いヨーロッパの高緯度地域では春を告げる花として、特に人気があります。
ラナンキュラスは基本的に冷涼な気候を好み、寒さに強いという特徴があるため、暖房コストを抑えた省コスト栽培が可能です。『ワンダーランド iQ』は早生性が特徴の1つです。従来品種と比べて栽培期間をより短くすることができるため、栽培コストの削減が可能です。なお試作した産地からは「開花が(ほかの品種より)早い」「枝ふき(分枝性)がいい」「コンパクトで見栄えがよく、扱いやすい」などの評価をいただいています。
昨今、ガーデニングや植栽の素材に求められる消費者の好みは多様化しており、ラナンキュラスは注目されている品目の1つです。年明け2月ごろから店頭に並び始めますが、この時期はまだ花の種類が少なく、小ぶりな花が多いです。その中でラナンキュラスは大輪で鮮やかな花を付けるため、春先の売場や寄せ植えの素材としてメインになれる存在感があります。また早春から5月ごろまで、長期間花を咲かせるほか、切り花にしても楽しめるため、消費者にとってもコストパフォーマンスのよい花です。
*以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
■ラナンキュラス『ワンダーランド iQ』シリーズのラインアップ
■ラナンキュラス『ワンダーランド iQ』シリーズの作型図
※1 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
●読者や視聴者の方のお問い合わせ先:
花統括部
電話 045−945−8804