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ニコン、中空多回転アブソリュートエンコーダー「MAR−MC52A」を発売
さらなる薄型化によりロボット設計の自由度に貢献
中空多回転アブソリュートエンコーダ「MAR−MC52A」の発売
株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)は、高さ14.5mmを実現した中空ACサーボモータ向け多回転アブソリュートエンコーダ(※)「MAR−MC52A」を発売します。高分解能、高精度が必要で、なおかつスペースの効率化を求められる産業用多関節ロボット、サービスロボットなどに最適です。
24ビット高分解能による高精度な制御を可能とし、内径はφ15mm、φ24mmの2種類を用意しております。
なお、本製品は、「TECHNO−FRONTIER 2016・第34回モータ技術展」(2016年4月20日〜22日、於:千葉 幕張メッセ)に出展予定です。
※多回転アブソリュートエンコーダ:1回転内の角度だけでなく、回転数の現在位置も常に絶対位置として検出するエンコーダ。電源投入時にシステムの原点復帰作業が不要で、エンコーダの正確な絶対位置情報を認識できます。
■発売概要
商品名:中空多回転アブソリュートエンコーダ「MAR−MC52A」
価格:オープンプライス
発売日:2016年4月20日
*製品画像は添付の関連資料を参照
■主な特長
1. さらなる薄型化により高さ14.5mmを実現
ニコン独自の光学設計により、従来機種である「MAR−MC42A」に比べて、5.7mmのさらなる薄型化を達成しました。
2. 2種類の中空径を用意
従来機種同様に、内径φ15mm、φ24mmの2種類を用意しております。
3. 1回転24ビットの高分解能を実現
1回転内分解能が最大24ビット(2の24乗:16,777,216分割/回転)を実現しています。精密な位置決めが可能となり、さらに速度制御の安定性向上にも大きく貢献します。
4. 双方向フルシリアル通信「A−format(R)(※)」を装備
信号線4本の省配線が可能で、コントローラーとエンコーダで互いに通信が可能な双方向フルシリアル通信「A−format(R)」を装備。通信フォーマットを従来機種と共通化することにより、お客様のモータ選定の幅が広がります。
※A−format(R)は、株式会社ニコンの登録商標です。
5. 保証温度は最高95℃まで対応
より厳しい環境条件においても装置設計が可能となります。
(電気二重層コンデンサ搭載品は85℃まで対応)
6. 最高16Mbpsの高速通信を実現(オプション対応)
従来機種「MAR−MC42A」はボーレート 4Mbpsまでの対応でしたが、「MAR−MC52A」は最高16Mbpsの高速通信対応を実現しました。
■主な仕様
*添付の関連資料を参照
<この件に関する問い合わせ先>
●お客様の問い合わせ先
株式会社ニコン エンコーダ事業室
108−6290 東京都港区港南2−15−3 品川インターシティ C棟
03−6433−3726
●ニコン・ホームページ
http://www.nikon.co.jp/
●ニコン・エンコーダ事業室ホームページ
http://www.nikon.co.jp/products/encoder/index.htm