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F5ネットワークス、IDCフロンティア ネットワークサービス基盤に「BIG−IP」を導入

2016-04-19

F5ネットワークス、IDCフロンティアのネットワークサービス構築を支援
F5 BIG−IPの仮想化でマルチテナントに対応、
各種ネットワーク機能をより短期間で提供可能に


 F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘 正清、以下 F5)は、株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石田 誠司、以下 IDCフロンティア)が、同社が提供する「IDCフロンティア ネットワークサービス」の基盤として、「F5 BIG−IP(以下 BIG−IP)」を導入したことを発表しました。IDCフロンティアは、拡張性と柔軟性と信頼性を実現するF5のScaleNでBIG−IPをスケールアウトさせ、ルートドメインにより、マルチテナントに対応し、より迅速なサービスの提供を実現しました。また、BIG−IPの導入によりIDCフロンティアでは、顧客システムの移行および収容が容易化されるとともに、顧客数や収容システム数の増加が達成されました。

 最近では、運用負荷軽減などを目的として、オンプレミスで運用されていた社内システムを、クラウド環境に移行する事例が増えています。しかしながら、これまでオンプレミスで利用してきたネットワーク アプライアンスを、クラウド環境に移行するのは困難であるため、これが移行の障壁になっているケースも少なくありませんでした。この課題の解決に向けて、IDCフロンティアが立ち上げたサービスが「IDCフロンティア ネットワークサービス」です。IDCフロンティアは、顧客への同サービスの提供を2014年7月から開始しています。

 「IDCフロンティア ネットワークサービス」の実現に向けて、IDCフロンティアは、まず必須要件を明確にした上で、機器選定を進めていきました。必須要件としては、マルチテナント対応であること、SSLアクセラレーションが可能なこと、スクリプト言語を備えていること、ファイアウォールやロードバランサ、Webアプリケーション ファイアウォール(WAF)の機能を提供できること、IPv6に対応していること、APIを公開していることなどが挙げられました。これらすべての要件を満たす製品として、IDCフロンティアが選択したのがBIG−IPでした。また、これらの要件に加えて、BIG−IPが備える以下の特長も重視されました。

 1.WAFの機能が充実しており、処理能力も十分に高いこと。今後の顧客要件を考慮すると、WAFは必須機能であり、BIG−IPであれば、多様な顧客要件を満たす機能を、高い運用性で提供できると評価されました。

 2.利用実績の高さ。特にスクリプト言語は、利用実績が高いほど多くの情報が入手できるため、使いこなすことが容易になります。

 3.ScaleNによるスケールアウトが可能なこと。これによって複数台のBIG−IPを、仮想的に1台のデバイスとして稼働させることが可能になります。その上で仮想化およびマルチテナント化を行うことで、より高い運用性を実現できます。

 IDCフロンティアは、これらの特長を備えたBIG−IPを採用し、ルート ドメイン単位でのマルチテナント化を行うことで、ネットワーク機能をオンデマンドで提供できるようになりました。また、サービス提供に必要な期間も大幅に短縮されました。以前は機器調達を含めて1〜2カ月かかっていましたが、現在では、申し込みから標準5営業日、最短1〜2営業日でサービス提供を開始することが可能となりました。

 また、トラフィック増大にも対応しやすくなりました。IDCフロンティアが提供する「IDCFクラウド」では、これまでも標準で仮想ルータが提供されていましたが、トラフィックの大きなテナントはBIG−IPに収容するケースが増えています。

 IDCフロンティアでは、BIG−IPのオープンAPIであるiControl(https://f5.com/jp/products/technologies/icontrol/)などを活用し、すでに設定変更用のポータルを開発中ですが、今後はポータル構築により、サービスの提供スピードをさらに高めていく計画です。また将来は、このポータルをクラウド サービス全体を管理するポータルに統合していくことも視野に入れています。

 IDCフロンティア ネットワークサービスの企画と設計を担当した、IDCフロンティア カスタマーサービス本部 プラットフォームエンジニアリング部 ネットワークグループ ソリューションアーキテクトである三浦 尊氏は、次のように述べています。
 「このネットワーク サービスが用意されたことで、当社のデータセンタに移行可能になったお客様は少なくありません。BIG−IPの導入は、ビジネスの成長にも貢献しています。また、BIG−IPは、SNIやSPDY、HTTP/2などにもいち早く対応しているため、お客様の新たなご要望にもすぐに対応できることも大きなメリットです」


■「IDCフロンティア ネットワークサービス」の構成 イメージ図

 ※添付の関連資料を参照


 こちらの事例の詳細は、下記URLをご参照ください。
 http://prtimes.jp/a/?f=d13505-20160413-3771.pdf

 F5のBIG−IPハードウェア製品について詳しくは、下記URLをご覧ください。
 https://f5.com/jp/products/platforms/appliances

 F5のBIG−IP Application Security Managerについて詳しくは、下記URLをご覧ください。
 https://f5.com/jp/products/modules/application-security-manager

 F5のBIG−IP Advanced Firewall Managerについて詳しくは、下記URLをご覧ください。
 https://f5.com/jp/products/modules/advanced-firewall-manager


■F5ネットワークスについて
 F5は、アプリケーションが、データセンタ、クラウドサービス、従来型ネットワーク、SDNなど、あらゆるIT環境において、いつでも、どこからでも利用可能となる柔軟なソリューションを提供しています。F5のオープンで拡張性の高いフレームワークは、幅広いパートナーエコシステムとの協業を通じ、ITの適用範囲を広げ、最適なIT基盤の構築を可能にしています。また、F5のソリューションは、国内外のリーディング企業、サービスプロバイダー、公共機関のIT分野で広く採用され、最先端のクラウド、セキュリティ、モビリティ環境の実現に貢献しています。F5についてより詳しく知りたい方はhttps://f5.com/jp/をご覧ください。また、ツイッターにて@F5Japanのアカウントから最新情報を発信しておりますので、是非フォローください。





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