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大日本印刷、切り替えが可能な「DNP調光ブラインド スマートシェード」を開発

2016-04-11

電力を使わずに手動で2枚のガラスをスライドさせて透明から遮蔽に切り替える「DNP調光ブラインド スマートシェード」を開発


 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、2枚のガラスをスライドさせることで、透明から遮蔽に切り替えが可能な「DNP調光ブラインド スマートシェード」を開発しました。2016年4月に販売を開始します。

 この「DNP調光ブラインド スマートシェード」は、発売に先行して、JR桶川駅西口の商業施設「桶川マイン」に新設された「桶川市駅西口図書館」に導入されました。


【開発の背景】
 オフィスや公共施設などで、プライベートな空間を確保するため、電気によって透明なガラスを擦りガラス調に切り替えて遮蔽する製品が使われるケースがありました。この製品は、常に電力が消費されるほか、電気配線が必要で施工に時間がかかるなどの課題がありました。

 これらの課題に対してDNPは、ディスプレー向け光学フィルムなどで培った光学設計や液晶パターニング技術を活用し、偏光板と位相差フィルムを貼り合わせた2枚のガラスを手動でスライドさせることで、透明と遮蔽の切り替えが可能な「DNP調光ブラインド スマートシェード」を開発しました。


【「DNP調光ブラインド スマートシェード」の特長】
 ・偏光板に使われる光学フィルムの技術を利用し、光の通過や遮断をコントロールすることができるため、手動で簡単に「透明」「遮蔽」を切り替えることができます。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照


 ・電気で「透明」「遮蔽」を切り替える従来の製品と異なり、電力が不要なため省エネに寄与します。また複雑な配線が必要ないため、施工時間も短くなります。


 ・ガラスに偏光板と位相差フィルムを貼った構造のため、通常のガラス清掃のように表面の汚れを拭き取ることができます。ブラインドのように、溜まった汚れを時間をかけて清掃する必要はありません。また、既存のブラインド内蔵ガラスのように、上下の視界が制限されたり、ガラス内のブラインド紐が絡まって壊れるといったことはありません。


 ・外形の厚みは約24mmと、ブラインドを外付けした場合よりも薄く、パーティションや窓などへの設置が可能です。


 ・ガラスにフィルムを貼った構造のため、窓ガラスが割れた際に、ガラスの飛散を抑制します。


 ・ガラスのほか、ポリカーボネートなどの軽量な樹脂ガラスを使用することも可能です。


 ・黒、青、紫、黄色など、製品のカラーバリエーションをラインアップしています。


 ・清潔な環境が求められる病院の手術室などにおいて、菌が付着しやすい布製のカーテンの代替品としても使用可能です。


【今後の展開について】
 DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」を事業の成長領域と位置づけ、新しい価値の創出に取り組んでいます。その一環として各種機能を持つフィルムを活用し、環境負荷の低減につながる新製品開発を進めており、本製品を住宅やオフィスビル、文教施設、商業施設、医療施設などに提供し、2020年に年間30億円の売上を目指します。

 なお「DNP調光ブラインド スマートシェード」は、4月6日(水)〜8日(金)に東京ビッグサイトで開催される高機能素材ワールド2016「高機能フィルム展」のDNPブースに出展されます。



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