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神戸製鋼、インドに溶接事業部門の新会社を設立

2011-04-21

インドにおける溶接事業部門の新会社設立について


 当社はこのほど、インドのニューデリー郊外のハリヤーナ州グルガオンに、溶接材料の販売、溶接システムの販売支援・メンテナンス業務の支援などを行う会社「 Kobelco Welding India Pvt. Ltd.略称 KWI」を、2011年6月に設立することを決定しました。


【新会社の概要】

 名称: Kobelco Welding India Pvt. Ltd.  略称 KWI

 所在地: インド ハリヤーナ州グルガオン

 設立: 2011年6月(予定)

 資本金: 5百万ルピー(約9百万円)

 出資比率: 神戸製鋼80%、KWS*(シンガポール)10%、(株)タセト10%
         *Kobe Welding(Singapore)Pte. Ltd.

 事業内容: 溶接材料の販売、溶接システムの販売支援・メンテナンス業務の支援、
         新規原材料の探索および調達業務の支援

 従業員数:5名(日本人駐在員は2名)


 インドでの溶接材料の需要は著しく伸長しており、特に電力関連では発電所の新設が多く計画されておりエネルギー分野での需要拡大が期待できます。

 溶接事業部門としても、当社の強みを持つ高付加価値溶材を中心に拡販が期待でき、そのためにも、既にインドへ進出、また今後進出を計画している日系ユーザー(重電、建設機械、自動車など)に対し、溶接材料のみならず溶接システムも含めたトータルサポートが行えるよう現地の営業、技術サポートなどの体制構築を急ぐ必要があります。また、インドでは溶接材料の原材料である線材などの鉄鋼原料、溶剤原料などの新規調達先としても期待されており、事業部門グループのコスト競争力の強化を目指すためにも新規原材料の探索、調達業務の支援などが必要であります。

 溶接事業部門として、この成長市場に正面から取り組み、当事業部門の成長の糧とすべく、このたび新会社を設立することと致しました。インド市場でのマーケティング機能の強化、アセアンと連携した効果的な営業推進など戦略拠点と位置付け、取り組みを積極推進してまいります。また、将来を見据えた事業体制の構築、ナショナルスタッフの育成基盤づくりなどにも取り組み、競争力強化を図ってまいります。


以上


【語句説明】

・高付加価値溶材
 エネルギー分野で多用される低合金耐熱鋼用溶接材料、Ni基合金系溶接材料、ステンレス鋼用溶接材料や低温用鋼用溶接材料などの溶接材料のこと。一般的な軟鋼用溶接材料など汎用品と区別して使用。


※ 関連資料参照
 【補足資料1】インドの発電エネルギーの推移(発電量 TWh)
 【補足資料2】新会社の設立場所 ニューデリー近郊(ハリヤーナ州グルガオン)





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