Article Detail
宇部興産、スペインの化学部門の子会社など3社を統合
在スペイン子会社3社の統合について
宇部興産株式会社(社長:山本謙)は、スペイン国にある化学部門の子会社 UBE Corporation Europe,S.A.U.(ウベコーポレーションヨーロッパ。以下「UCE」)、UBE CHEMICAL EUROPE,S.A.U.(ウベケミカルヨーロッパ。以下「UCHE」)およびUBE ENGINEERING PLASTICS,S.A.U.(ウベエンジニアリングプラスチック。以下「UEP」。ともに社長:Bruno de Bievre)の3社を、2016年3月31日付けで統合しました。
UCEは引き続き宇部興産の100%出資の子会社として存続し、UCEの子会社であるUCHEとUEPはUCEに統合され、4月1日よりスペインにおける宇部興産グループは新しい体制で運営いたします。
UCEは宇部興産グループの欧州統括持株会社として、UCHEやUEPの管理業務を主に行っています。UCHEはカプロラクタム・硫安・ファインケミカルの製造・販売を、UEPはナイロンの製造・販売をそれぞれ行っています。
宇部興産では化学部門の組織を見直し、事業の選択と集中を加速しながら経営資源の最適配分を図ることで更なる成長を目指しており、2015年4月に「化成品・樹脂カンパニー」と「機能品・ファインカンパニー」を統合し、「化学カンパニー」がスタートしました。
ナイロン事業においてはグローバルな拡大戦略を推進しており、UEPでは2015年2月に1万tの増強を実施し(現有能力3万t)、更なる増強も検討しています。一方、カプロラクタム事業は、ナイロン原料としてのコスト競争力の強化を進めています。
今回の子会社3社の統合により、スペインにおける宇部興産グループの経営体制強化や業務効率化などを図り、更なる経営基盤の強化と事業拡大を目指します。
[統合後のUCE概要]
社名:UBE Corporation Europe,S.A.U.
事業内容:ナイロン樹脂、カプロラクタム、硫安、ファインケミカル、その他製品の製造・販売
設立年:1994年8月
所在地:スペイン・バレンシア州カステジョン市
社長:Bruno de Bievre(ブルーノ ドゥ ビエブル)
資本金:6,312千ユーロ
株主構成:宇部興産(株) 100%
従業員数:417人(2016年3月31日現在)
[統合前の3社概要]
※添付の関連資料を参照
以上