ノバレーゼ、金沢市指定文化財「辻家庭園」内に少人数専用の婚礼施設を開業

国登録文化財の建物のある金沢市指定文化財「辻家庭園」内に
５人から披露宴のできる少人数専用の婚礼施設を開業
約２億円を投下、金沢箔の金箔も使用した金沢らしい金色の内装
〜辻家の蔵に所蔵されていた久保田米僊の金屏風も設置〜


　ウエディングプロデュース・レストラン運営の株式会社ノバレーゼ（東京都中央区、荻野洋基社長、東証一部、資本金６億円）は、金沢市指定文化財である「辻家庭園」（金沢市寺町１）内に、親族や友人のみなど、少人数でも高品質な披露宴が行える専用の婚礼施設を、２０１６年４月２日（土）に開業します。
　当社が少人数専用の結婚式場を手掛けるのは初めてです。

　開業する婚礼施設「辻家庭園別邸」は、総工費１．９億円をかけた２階建て（延床面積３０２m2）で、辻家庭園内の駐車場であった場所を整備し、新築しています。
　建物２階に披露宴会場（８５m2）を設け、１階を新郎新婦の控え室や列席者の待合室として利用します。最少で新郎新婦含む５人から披露宴を行え、バンケットの収容人数は最大でも着席４２人です。

　内観は金沢箔の本金箔も使いながら、全体を金色でまとめた豪華絢爛さです。１階待合室の壁面には、園内の蔵に所蔵されていた久保田米僊（べいせん）の馬と松を描いた横幅６mサイズの金屏風（２枚組、高さ１．６m）を設置。パリ万国博（１８８９年）で金賞を受賞した同氏が、石川県の高校教諭として金沢に滞在した約１年半の間に描いた貴重なもので、作品展示として一般公開するのは初めてです。
　またバンケットは、じゅうたんを地元の伝統工芸である金沢和傘をモチーフにし、扉（建具）を石川県の伝統工芸である田鶴浜（たつるはま）の「組子」の技法で仕上げるなど、金沢らしさを随所に取り入れています。外観は１階を石造りにした、日本庭園になじむデザインです。

　２階の披露宴会場の庭側は、全面をガラス張りにしており、辻家庭園が誇る回遊式庭園を楽しめる造りにしています。

　足元の受注状況は好調で、今年１１月まで披露宴の予約が入っています。一組当たりの平均客単価は２２５万円前後を想定しており、今年度内（２０１６年１２月末まで）は約６０組の施行で売上高約１．５億円を目指します。新施設の初期投資額（総工費１．９億円）の回収期間は３年を予定しています。

　※参考画像は添付の関連資料「参考画像（１）」を参照


　「辻家庭園別邸」での披露宴価格は、会場費込みの５５万２０００円（５人）からで、人前式、料理、新郎新婦の衣裳（ウエディングドレスとタキシード）、ヘアメークなど、結婚式に必要な一通りのサービスを盛り込んだパッケージ商品として販売します。５人以上は参加人数分の料理と乾杯酒の料金のみを加算します。１５人以上、３０人以上の場合の割安な価格設定も用意します。
　また人前式を教会式にアップグレードし、集合写真などを収めたフォトブックと結婚証明書、ブーケなどを付けたさらに高付加価値（５人・７１万２８００円〜）のパッケージプランも用意します。
　予めパッケージ商品にすることで、会場決定から披露宴当日まで最短３週間で実施できるようにしています。「今すぐにでも披露宴を行いたい」という、小規模ウエディングを希望する方ならではの要望に応えます。
　料理や衣裳、装花など全て従来通り、「辻家庭園」での婚礼時と同じサービスを提供します。少人数でも本格的で高品質な披露宴を行えるのが特長で、同様の式を希望する２０代後半から３０代のこだわりのある“大人の新郎新婦”をターゲットにします。

　※参考画像は添付の関連資料「参考画像（２）」を参照

　※リリース詳細は添付の関連資料を参照