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パテント・リザルト、食品業界の他社牽制力ランキングを発表
食品業界の他社牽制力、トップ3は味の素、JT、雪印
経営分析、競合調査、特許分析の株式会社パテント・リザルトはこのほど、食品業界における他社牽制力ランキングをまとめました。これは、特許庁の審査官が拒絶査定を下した特許の拒絶理由通知に引用された公報について調査したもので、企業ごとに拒絶した他社特許の件数を集計しました。
拒絶理由通知は、ある特許が出願された際に、既に出願されている特許が存在するために新規性や進歩性などの特許要件が認められない場合に、審査官から出願人に対して通知されるものです。拒絶理由通知に引用されるということは、「審査官から先行技術として認知されている」ことを意味しています。
今回のランキングでは、このうち拒絶査定が下された公報に限定して集計しており、各企業の特許が業界に与える影響度を知ることができます。
1位 味の素の最も引用された特許は、「洗浄剤組成物」に関する技術で、同特許が引用例となり、資生堂や花王などの特許14件が拒絶査定となりました。
また2位 日本たばこ産業の最も引用された特許は、「自動販売機」に関する技術で、同特許が引用例となりサンデンや沖電気などの特許13件が拒絶査定となりました。
3位 雪印乳業の最も引用された特許は、「骨強化のための飲料」に関する技術で、同特許が引用例となり、サンスターや東洋新薬など10件の特許が拒絶査定となりました。
※調査対象公報 集計期間
公開特許公報 :1993年1月〜2010年12月
特許公告公報 :1994年1月〜1996年3月
特許公報 :1996年5月〜2010年12月
再公表特許公報:1996年1月〜2010年12月
公表特許公報 :1996年1月〜2010年12月
整理標準化データ:〜2010年12月15日
拒絶査定になった他社特許件数は電子化以前の公報を含む。
※以下、食品業界 他社牽制力ランキングの詳細は添付の関連資料を参照