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NTT東日本、被災地域の教育委員会及び学校を対象に校務支援システムを無償提供
被災された教育委員会及び学校への復興支援について
NTT東日本は、被災地域の教育委員会及び学校を対象に、情報共有、校務関連文書の作成等を早期にかつ円滑に進めることが可能な校務支援システム(以下、本システム)を無償にて提供します。
1.背景
先月の「東日本大震災」の影響により教育機関においても多大な被害を受けており、震災復興と新学期の諸準備や授業を同時に進める中、教育委員会と学校間、教職員間における迅速かつ効率的な情報共有が喫緊の課題となっています。
また、被害が広域に渡っており、避難所の状況も時々刻々と変化し、仮設住宅等への入居も進む中、児童生徒の転出入が増大し、学籍情報の収集、整理にも困難が予想されます。
NTT東日本は、これらの課題の解消に向けて、被災地域の教育委員会及び学校を対象に、本システムを無償にて提供します。
本システムのグループウェア機能による一元的な情報共有(スケジュール、掲示板、回覧板、学校日誌、電子メール)や学籍情報等の管理機能をご活用いただくことで、教育委員会や学校の円滑な業務遂行のお役に立てるものと考えております。
2.本システムの概要
教育委員会と学校間、教職員間において、学校業務を進める上で必要となる情報を円滑に共有・連絡・報告できるほか、児童生徒の転出入処理等の学籍管理等を行い、教職員の行う校務処理を支援するシステムです。
(1)主な機能
1)グループウェア機能による情報共有
・スケジュール
:個人スケジュール、学校行事、教育委員会行事を登録・共有。
時間単位や、各学校の時間割に合わせて設定可能。
・掲示板
:学校・学年毎など用途に合わせた掲示板の設定、記事の投稿・共有。
・回覧板
:閲覧者を指定し文書を回覧、回覧状況の随時確認、コメントの返信。
・学校日誌
:学校行事スケジュール、教職員の出張等動向、来校者情報等を反映し、学校日誌を自動で作成。
・電子メール
:全教職員分のセキュアなメールによる情報交換。
2)学校基本情報の管理
教職員名簿、学籍情報、クラス、授業時数、教科など、学校を構成する上で必要なデータの管理。
(2)利用方法
学校、教育委員会のPC端末からインターネットVPNを介してシステムをご利用頂きます。
(3)利用条件
・PC端末
Webブラウザ:Microsoft Internet Explorer 6.0以上
・インターネット接続環境
光アクセス回線(フレッツ光ネクスト)推奨
3.無償提供の対象となる教育機関
建物の全半壊等による学校単位の移転や、多数の避難児童・生徒の受入等により、校務の遂行に支障が生じている公立学校(※)・教育委員会を対象とします。
なお、教育委員会単位でのお申込みを想定しています。
※小中学校/高等学校/特別支援学校
4.無償対象となる利用料
(1)システム利用料
(2)初期設定工事費
*貸与期間終了時のお客様データ(教職員名簿、学籍情報等)抽出に係る作業費は無償扱いになります。
*別途、本システムにアクセスするためのインターネット回線利用料がかかります。
5.無償提供期間
平成24年3月31日(土)まで
6.本復興支援にご協力いただいている企業
エクスジェン・ネットワークス株式会社(ID運用管理ツール)
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(ヘルプデスク)
東日本システム建設株式会社(校務支援ソフトウェア)
ユニアデックス株式会社(システム設定等)