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テクトロニクス、USBベースのリアルタイム・スペクトラム・アナライザーのラインアップを拡充

2016-03-26

テクトロニクス、USBベースのリアルタイム・スペクトラム・アナライザのラインアップを拡充
ベンチトップ並みの高性能リアルタイム・スペクトラム・アナライザを手頃な価格で実現

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は本日、USBベースのリアルタイム・スペクトラム・アナライザのラインアップを拡充し、設計、スペクトラム管理、無線送信機の設置/保守アプリケーションに対応した、4機種の高性能モデルを発表します。新製品のRSA500シリーズ、RSA600シリーズは9kHzから最高7.5GHzの周波数範囲をカバーし、40MHzの取込帯域幅、+30dBmの最大入力と−161dBm/HzのDANL(Displayed Average Noise Level、表示平均雑音レベル)による広い測定ダイナミック・レンジを実現しています。

 新製品のUSBベース・スペクトラム・アナライザは、昨年発表し、多くのユーザーが使用している6.2GHz帯域のRSA306型USBスペクトラム・アナライザの設計コンセプトを受け継ぎ、高性能なハードウェアと豊富な解析機能を軽量・コンパクトなパッケージに実装しています。RSA500/600シリーズは、RFの基本性能をさらに向上させたUSBベースのスペクトラム・アナライザであり、製造ラインや実験室での使用に向いたラボ・パッケージと、屋外などでの使用に便利な堅牢タイプのバッテリ動作パッケージを用意しました。RSA500/600シリーズ共に、内蔵のトラッキング・ジェネレータがオプションで用意されており、デバイス、ケーブル、アンテナのテストが可能です。

 テクトロニクスのUSBスペクトラム・アナライザは、従来のスペクトラム・アナライザに比べコスト・パフォーマンスに優れ、同等の性能のスペクトラム・アナライザに比べて約60%の低価格を実現しています。優れた機能を持った付属の最新版SignalVu−PCソフトウェアを使用し、デスクトップPC、ノートPC、またはタブレットに標準のUSB 3.0インタフェースを通して接続することで、17種類の測定、リアルタイムDPXによる信号処理、数多くのアプリケーションに対応したアドオン・モジュールによる詳細な解析が可能になります。

 テクトロニクス、RF/コンポーネント・ソリューションのジェネラル・マネージャ Jim McGillivaryは、次のように述べています。「テクトロニクスのUSBスペクトラム・アナライザは、従来のスペクトラム・アナライザよりも低価格で、優れた機能、解析ソリューションを実現しています。ソフトウェアで操作ノブ、動作モード、ディスプレイを置き換え、革新的な技術によって数多くの機能を軽量・小型のパッケージに実装しました。RSA306型で見るように、USBベースの計測器はその軽量・小型の利点と期待以上の性能と操作性が、多くのスペクトラム・アナライザ・ユーザの間で、急速に認知されてきています。低価格であるため、より多くの設計/計測エンジニアが最新の計測器を手にすることが可能になります」


スペクトラム管理のための堅牢なツール
 RSA500シリーズは現場使用に適しており、研究室で使えるレベルの性能をもったスペクトラム・アナライザであり、迅速でコスト効果に優れたスペクトラム管理、不要電波検出、ネットワークのトラブルシュートが行えます。RSA500シリーズには、3GHz帯域のRSA503A型と、7.5GHz帯域のRSA507A型があります。バッテリ駆動の計測器であり、MIL−STD 28800 Class 2の衝撃/振動規格に適合し、IP52の防塵・防水性があります。

 GPSに周波数ロックすることで内部基準周波数確度を±0.025ppmまで向上できる機能や、リターン・ロスや不良点位置の特定などのケーブル/アンテナ測定に必要なトラッキング・ジェネレータも内蔵しているなど、フィールド・アプリケーションに有効な性能、機能が数多く盛り込まれています。リアルタイム・スペクトラム・アナライザは、持続時間が非常に短い信号を観測できることから、不明な電波や不要な電波をすばやく観測できます。


■ラボのためのコスト・パフォーマンスに優れたRFデバッグ
 RSA600シリーズには、3GHz帯域のRSA603A型と7.5GHz帯域のRSA607A型があり、RSA500シリーズと性能レベルは同じですが、商用電源に接続して使用するように設計されており、大きなモニタを使用できます。RSA600シリーズは、Bluetooth LEやBluetooth EDRから、IEEE802.11acなどの無線LAN規格の解析やIoT(Internet of Things)のモジュールやコンポーネントのテストなど、SignalVu−PC測定パッケージを使用して、さまざまなアプリケーションに対応します。アンテナ、ケーブル、部品のゲイン/損失テスト機能も持ち、設計のスピードアップに貢献します。


■SignalVu−PCのアップデート
 新製品のスペクトラム・アナライザ発表と同時に、SignalVu−PCソフトウェアのユーザ・インタフェースも更新され、新しいオプション、機能も追加されました。SignalVu−PCに新たに追加されたオプションとしては、信号識別、チャンネル・ナビゲーション、マップ・サポートの拡張が含まれています。固定ライセンスの他にフローティング・ライセンスも利用できるため、ソフトウェアとUSBスペクトラム・アナライザを柔軟に利用できます。また、長い時間の信号の記録、再生機能も備わっています。

 制御用プログラムから計測器にアクセスする場合は、SignalVu−PCのプログラマティック・インタフェースを選択するか、または豊富なコマンドと測定が可能なAPI(Application Programming Interface)が使用できます。推奨のPCハードウェアでSignalVu−PCを実行した場合のリアルタイム処理能力は、他メーカのスペクトラム・アナライザに比べて約1,000倍以上、高速です。


■製品価格
 RSA503A型 USBリアルタイム・スペクトラム・アナライザ、バッテリ駆動、9kHz−3.0GHz 76万8千円(税抜)
 RSA507A型 USBリアルタイム・スペクトラム・アナライザ、バッテリ駆動、9kHz−7.5GHz 128万円(税抜)
 RSA603A型 USBリアルタイム・スペクトラム・アナライザ、9kHz−3.0GHz 89万8千円(税抜)
 RSA607A型 USBリアルタイム・スペクトラム・アナライザ、9kHz−7.5GHz 128万円(税抜)

<テクトロニクスについて>
 米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の測定課題を解決し、直感的に問題点を把握したり新たな発見を促すような、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト、計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたりデジタルの時代の最前線に位置し続けています。ウェブサイトはこちらから。http://jp.tek.com


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