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神戸製鋼所、タイヤ・ゴム機械事業の中国拠点を設立

2016-03-25

タイヤ・ゴム機械事業の中国新拠点設立について


 当社機械事業部門は、このほど自動車や建設機械用タイヤ等の製造工程で使用されるタイヤ・ゴム機械(混練機、二軸ローラーヘッド押出機、タイヤ試験機(※1))の中国における営業・アフターサービスを目的とした神鋼産機系統工程(青島)有限公司(略称:KMQ)を設立しました。総投資額は200万元(約4,000万円)、4月からの営業開始を予定しています。
 当社は、特に混練機においてトップメーカーであり、今回のKMQの設立により、世界最大のタイヤ生産量を占める中国での需要の更なる取り込みを図り、世界シェア50%獲得を目指します。

 近年、世界のタイヤ生産量(ゴム重量)は、年率約3%以上で成長しており、中でも中国は全世界の生産量の約40%を占めています(出典:日本自動車タイヤ協会)。また、中国市場では今後も自動車の需要は伸び続ける見通しであり、タイヤ生産量も2015年の約5.2億本から、2020年には約6.5億本まで増加する見込みです(出典:Tire Technology International)。それに伴い、自動車用タイヤに関連する製造設備の需要も拡大していく見通しです。また、当社は中国向けにこれまで250台以上のタイヤ・ゴム機械を納入しており、アフターサービスのニーズも高まっていることから、こうしたニーズを捕捉するため、この度KMQを設立しました。
 KMQでは、当社からの委託形態にてタイヤ・ゴム機械の営業・アフターサービスに加え、当社機械事業部門のメニューである樹脂機械も併せて取り扱います。これにより、当社機械事業部門として、2020年度を目処に約10億円程度の売上げ増加を目指します。

 当社のタイヤ・ゴム機械事業は現在、製造・販売拠点として日本、米国、中国、インドの4拠点(※2)を有し、グローバルな展開を進めております。また、技術開発面でも混練機の中心部品であるロータにおいて、当社が開発した新型ロータが、先月ドイツで開催されたタイヤの設計・製造に関する世界有数の技術展示会である「Tire Technology Expo」において、タイヤ製造に関する優秀な技術に贈られる「Tire Manufacturing Innovation of the Year」を受賞するなど高い評価を頂いています。

 今回のKMQ設立により、中国における拡販を更に進め、トップメーカーの地位をより確固たるものにして参ります。


 *リリース詳細は添付の関連資料を参照





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