NTTスマイルエナジー、「エコめがね」の新電力向けプラットフォームを開発

太陽光発電遠隔モニタリングサービスの決定版
“エコめがね”新電力向けの新プラットフォームを開発
〜日本エコシステムの「じぶん電力」に採用〜


　株式会社NTTスマイルエナジー（本社：大阪市中央区、代表取締役社長　谷口裕昭、以下、NTTスマイルエナジー）は、このたび　家庭向けに提供してきた太陽光発電遠隔モニタリングサービス“エコめがね”の新電力向け新プラットフォームを開発するとともに、株式会社日本エコシステム［１］（本社：東京都港区、代表取締役社長　白髭博司、以下、日本エコシステム）が提供する、国内初となるお客様の屋根を利用した太陽光発電主軸の電力小売サービス「じぶん電力」［２］に採用されたことをお知らせいたします。


１、背景
　NTTスマイルエナジーでは、再生可能エネルギーの普及に貢献するため、住宅及び５０kW未満の低圧全量買取設備向けに、いつでもどこからでも発電状況の確認が可能なクラウド型太陽光発電遠隔監視サービス、“エコめがね”を販売してきました。

　“エコめがね”は、施主様だけではなく販売会社様も発電状況を確認できるため、運転開始後のメンテナンスに活用いただく事で、設備の安定した稼働と太陽光発電の普及に貢献してまいりました。

　その結果、“エコめがね”は、現在８００メガワット以上の太陽光発電設備に導入されております。

　このたび、NTTスマイルエナジーの取り組みと“エコめがね”の導入実績、クラウドによるサービスの拡張性が認められ、“エコめがね”が「じぶん電力」の電力計測用サービスとして採用されました。


２、「じぶん電力」の特徴
　「じぶん電力」は、再生可能エネルギーの電力を利用したいお客様やご自宅に太陽光発電設備を導入したくても金額面で導入を断念せざるを得ないお客様に対し、日本エコシステム所有の太陽光発電設備を初期費無料でお客様宅に設置することで、再生エネルギーの電力をそのまま使用することができ、かつ太陽光発電普及に貢献する、国内初の画期的なサービスです。

　お客様は、太陽光発電設備で発電された電力のうち、実際に消費した分の料金を日本エコシステムにお支払い頂くことで、化石燃料などで発電された大手電力会社の電力ではなく、自宅の太陽光発電設備で発電された再生可能エネルギーをそのまま消費することが可能になります。

　曇天時や夜間など、太陽光発電で賄いきれない電力は、日本エコシステムが国内最大の新電力会社である株式会社エネット［３］より調達し、お客様に販売されます。また、太陽光発電で発電した電気は、停電時には非常用電源として無料で利用できます。

　※参考画像は添付の関連資料を参照


３、“エコめがね”プラットフォーム概要
　海外では既に、「じぶん電力」のようなPPA（Power　Purchase　Agreement：電力会社と発電者の間で締結する、電力販売契約）モデルのサービスが急速に拡大しております。

　PPAは自宅の太陽光パネルで発電した電力をそのまま消費するため、一般電力会社の系統を使用しません。

　これにより、お客様が支払われる電気代に含まれる託送料金が不要となり、価格面においても優位性を保つことが可能です。

　また、家庭での省エネを促進する政府のZEH（Zero　Energy　House）政策とも親和性が高く、サービスの拡張性と差別化要素が高いといえ、新電力間の単純な価格競争から脱却することが可能です。

　このたび、NTTスマイルエナジーでは、「じぶん電力」をはじめとするPPAモデルにご利用いただけるプラットフォームとして“エコめがね”をご利用いただけるよう、自家消費分の電力料金精算も可能にするカスタマイズを行いました。

　今後も多様化する分散型再生可能エネルギーの導入形態に対応するため、クラウドに蓄積された電力データ分析による新たな付加価値の創造と、柔軟なサービス開発に取り組んでいく予定です。


　［１］株式会社日本エコシステムhttp://www.j-ecosystem.co.jp/
　［２］「じぶん電力」http://www.jibunden.com/
　［３］株式会社エネットhttp://www.ennet.co.jp/