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エプソン、消費電流を半減したプログラマブル水晶発振器の新シリーズを商品化

2016-03-22

周波数を容易に設定できる
プログラマブル水晶発振器の新シリーズを商品化
〜幅広い動作温度範囲で周波数許容偏差3分の1、消費電流の半減を実現〜

 *参考画像は添付の関連資料を参照

 セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下エプソン)は、周波数を容易に設定できることでご好評いただいているプログラマブル水晶発振器に、従来品(※1)と比べ、動作温度範囲を拡大し、消費電流を半減した「SG−8101」および、「SG−9101」シリーズを新たに商品化します。さらに、「SG−8101」シリーズでは周波数許容偏差を3分の1に、また、EMI対策に効果的なスペクトラム拡散機能を有す「SG−9101」シリーズでは、プログラミングツール「SG−Writer II」(※2)による書き込みを可能としました。量産開始は2016年6月を予定しています。

 近年、電子機器の小型化、高性能化・高機能化や、工場・屋外での設置といった、より幅広い環境下での使用ニーズが高まり、水晶発振器に対し今まで以上に広い温度範囲、かつ高い周波数精度が求められています。
 これらのニーズと課題に対応するため、エプソンは1997年に業界初のプログラマブル水晶発振器「SG−8000」シリーズを商品化して以降、小型・高精度な商品を提供してまいりましたが、このたび「省・小・精の技術」をベースとしたQMEMS(※3)技術と、半導体技術を、温度補償水晶発振器(TCXO)の周波数調整ノウハウと組み合わせ、「SG−8101」および、「SG−9101」シリーズを新たに開発しました。

 両シリーズは、従来品と比べ、周波数などを容易に設定できるプログラマブル性をそのままに、動作温度範囲の上限を105℃に広げ、サイズはお客様の電子機器の実装面積削減に貢献する、小型の2.5x2.0mmのほか、ご要望の多い3.2x2.5mm、5.0x3.2mm、7.0x5.0mmの各種パッケージ品もそろえています。
 また、「SG−8101」シリーズは周波数許容偏差を3分の1以下という高精度化と、消費電流の半減を実現。スペクトラム拡散機能を備える「SG−9101」シリーズは、消費電流を75%削減し、さらに、出力周波数や、出力周波数の変調プロファイル・周期の書き込みを、別売の「SG−Writer II」を用いることで可能にしました。
 これにより、お客様の求める幅広い環境下での使用や、高性能化、低消費電力化、ならびに短納期開発、少量生産に大きく貢献するものと考えます。

 今後もエプソンは水晶デバイスのリーディングカンパニーとして、様々な電子機器や社会インフラのニーズに対応する水晶デバイス商品を提供してまいります。


 *仕様などリリース詳細は添付の関連資料を参照


 ・「QMEMS」は、セイコーエプソン株式会社の登録商標です。


以上





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