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ITR、業務分野別国内ERP市場規模の推移と予測を発表
ITRが業務分野別国内ERP市場規模推移および予測を発表
2014年度のERP市場は前年度比3.5%増、2015年度は同5.6%増の復調傾向
中長期的には生産管理と販売が会計と人事・給与を上回る伸びに
独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内の業務分野別ERP市場規模推移および予測を発表しました。
■2014年度のERP市場は前年度比3.5%増、2015年度は同5.6%増の復調傾向
■2015年度は人事・給与が前年度比7.9%増と比較的高い伸びの見込み
■中長期的には生産管理と販売が会計と人事・給与を上回る伸びとなると予測
国内ERP市場の2014年度の売上金額は、上位ベンダーの売上減少が影響し前年度比3.5%増の707億円とやや低調な伸びとなりました。2015年度は人事・給与の導入が拡大傾向にあり、また会計が復調傾向にあることから、同5.6%増を予測しています。
業務分野別では、2013年度から2014年度にかけて、会計は微減となりましたが、それ以外の分野では堅調な伸びを示しました。2015年度は人事・給与が前年度比7.9%増と比較的高い伸びを予測しています。マイナンバー制度対応に伴い、人事・給与システムのリニューアルが進んだことが背景にあります。
中長期的には、ERPの導入率の高い会計や人事・給与はリプレースやシステム拡張が中心になる見込みで、CAGR(2014〜2019年度)はともに4.4%を予測しています。
一方、生産管理と販売は、独自に開発した自社システムから、ERPへの移行が今後進むことが予想されることから、生産管理は同5.0%、販売は同4.9%と会計や人事・給与と比べてやや高い伸びを予測しています。
*グラフ資料は添付の関連資料を参照
◆調査概要◆
今回の発表は、ITRが発行した市場調査レポート「ITR Market View:ERP市場2016」に詳細を掲載しています。同レポートには、ERP、連結会計、経費精算の全3分野を対象に、国内58ベンダーへの調査に基づいた2013〜2014年度売上げ実績および2019年度までの売上げ予測を掲載しています。
詳細な目次は
https://www.itr.co.jp/report/marketview/M16000400.htmlに掲載
【ITRについて】
ITRは、ビジネスとITに関する問題解決を提供する独立系のITコンサルティング・調査会社です。企業のIT戦略に関するコンサルティングを提供するほか、IT関連のベンチマーク、ROIと効果の最適化、戦略的なデータ活用、ベンダー/製品の評価と選択、事業戦略とマーケティングの支援、ITの将来動向などの分野に関する調査・分析を行っています。ITRは1994年に設立、東京に本社を置いています。
URL:https://www.itr.co.jp/