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アウディジャパン、ジュネーブモーターショーでコンパクトサイズの「Audi Q2」を発表

2016-03-07

コンパクト、スポーティ、先進テクノロジーを満載:新型Audi Q2


 アウディは新しいマーケットセグメントへ参入します。ジュネーブ国際モーターショーに出品するAudi Q2により、よりコンパクトなサイズのQファミリーを市場に投入し、そのラインナップを拡充します。全長4.19メートルのこのクルマは、若々しいデザイン、高いレベルの実用性、そしてドライブの楽しさを巧みに融合しています。コネクティビリティ、インフォテイメント、アシスタンスシステムに関しては、フルサイズクラスのモデルから多くの先進メカニズムが受け継がれています。


 Audi Q2のスタイルをひと目見ただけで、力強くエネルギッシュな印象が伝わります。フロントエンドでは、2つの大きな、力強い曲線で区切られたエアインレットと、高い位置に装着されたシングルフレームグリルによって、SUVらしい表情が生み出されています。サイドビューでは、エッジと多角形を用いた、アウディではかつてなかったデザイン手法により、新鮮なスタイルが大胆に表現されています。ボディサイドにおけるもう一つ特徴は、低く設定されたCピラーのカラーオフセットブレードで、この部分はお客様のご希望に応じてカスタマイズすることが可能です。高いショルダーラインの上には相対的に幅の狭いウインドー面が設定され、アウディの流儀に従って、ボディパネルとウインドーの比率はおおよそ2対1になっています。ボディ側面のパネルは、ドアの部分が若干内側に窪んでいます。それによってホイールの存在感が強調され、またそのホイールによって、このコンパクトSUVがquattroの系譜に属する1台であることが示されています。リヤでは、長いルーフスポイラーと、力強いバンパーの曲線、さらにアンダーボディプロテクション風のディフューザーにより、ダイナミックなスタイルが演出されています。ディフューザーの形状は、モデルによって若干異なっています。左側には排気システムのパイプが、1本または2本配置されています。ウェッジシェイプのヘッドライト同様、テールライトにもオプションでLEDテクノロジーが用意されています。また、リヤランプにダイナミックターンシグナルを選択することも可能です。


■最新鋭のドライバーアシスタンスシステム
 新型Audi Q2は、ドライバーアシスタンスシステムの多くを、フルサイズのモデルからそのまま採用しています。標準装備されるアウディプレセンスフロントは、レーダーを使って車両前方を横切る歩行者や他の車両をモニタリングして、危険な状況を認識します。危険を検知すると、システムはドライバーに警告を発し、必要に応じて(低速であればクルマが完全に停止するまで)緊急ブレーキも作動させます。

 また、オプション設定された各システムも、様々な状況での予防安全性能を高めています。アウディはそのうち、スタート・ストップシステムおよびトラフィックジャムアシスト付アダプティブクルーズコントロールを含む人気の高いシステムを、アシスタンスパッケージに統合しました。

 アダプティブクルーズコントロールは、レーダーを活用することで、先行するクルマとの車間距離を、ドライバーが設定したとおりに維持します。トラフィックジャムアシストは、さらに超音波センサーとフロントカメラを活用します。一般的な舗装路であれば、65km/h以下の比較的低速で走行中に、アクセル操作だけでなくステアリング操作まで代行してくれます。アウディサイドアシストは、レーダーによって安全に車線変更をサポートし、ビデオカメラを活用したアウディアクティブレーンアシストは、車線の維持をサポートします。また、カメラを利用した交通標識認識システムは、制限速度や進入禁止に加え、補助標識も認識して、ドライバーにグラフィックで表示します。最新世代のパークアシストは、縦列駐車および垂直方向の駐車時に、ステアリング操作を代行してくれます。駐車スペースからバックして退出する場合には、リヤクロストラフィックアシストが役立ちます。レーダーセンサーを使ったこのシステムにより、後退時に後方の交通状況を監視します。


■鮮やかなディスプレイ:アウディバーチャルコックピットとヘッドアップディスプレイ
 Audi Q2のもうひとつのハイライトは、アウディバーチャルコックピットです。精細で鮮明な画像を提供する12.3インチスクリーンを採用したこのシステムには、2つの基本表示モードが設定されています。ひとつは丸型のタコメーターとスピードメーターが中心となり、もう一方では、インフォテイメントやナビゲーションデータを強調した表示が行なわれます。Audi Q2ではさらに、アウディバーチャルコクピットと最新仕様のインフォテイメントシステムのほか、フルサイズクラスのモデルからヘッドアップディスプレイのテクノロジーを採用しています。ヘッドアップディスプレイは、重要なドライビング情報を、ドライバー正面の視野のなかにあるフロントガラス面に照射します。その情報には、ナビゲーションデータや走行速度、警告メッセージなどが含まれます。


■MMIナビゲーションプラス:操作が楽しいユーザーインターフェイス
 他のアウディモデル同様、Q2の操作は簡単で人間工学的にも理に適ったものになっています。標準仕様のMMIのスクリーンは、インストルメントパネルの上の高い位置に設定されています。スクリーンのサイズは、搭載するインフォテイメントシステムによって異なります。MMIの操作は、センターコンソールにあるロータリー/プッシュ式コントロールと2つのボタンにより行います。

 インフォテイメントシステムは、MMIタッチ付きのMMIナビゲーションプラスです。このシステムは、ロータリー/プッシュ式コントロールの他、タッチパッドを装備し、指を使ってズームやスクロールを行うこともできます。その操作は楽しくさえあります。日常的な言葉も聞き取るボイスコントロールやMMIサーチといった機能の操作も、直感的に操作することができます。わずか数文字を入力しただけで、希望する機能へアクセスすることが可能です。さらに、MMIタッチ付きMMIナビゲーションプラスには、Wi−Fiホットスポットの機能も統合されています。これにより、Audi Q2の乗員は、手持ちのモバイル機器を使って、ウェブサイトを閲覧したりできます。またMMIタッチを介して、Audi connectのオンラインサービスにアクセスすることも可能です。ドライバーはそこで、交通情報やパーキング情報を得たり、Google Earthを使ったナビゲーションを利用したりすることができます。

 ヨーロッパのお客様の場合、Audi connectの機能に加え、(内蔵型)SIMカードが車両に搭載されるため、このシステムのために必要な定額料金プランも用意されています。ローミングサービスはヨーロッパの大半の国で提供されます。希望すれば、訪れる先々の国で、自動的に地域のプロバイダーにアクセスするように設定することもできます。また、Wi−Fiホットスポットを利用するためのデータパッケージは、Audi connectサービスとは個別に注文することが可能です。


■無限のバリエーション:Audi MMIコネクトアプリおよびインフォテイメントシステム
 Audi MMIのフリー接続アプリにより、他の車載サービスも提供されます。その代表的なものが、オンラインによるメディアストリーミングで、また、スマートフォンのカレンダーをそのままMMIに移動させるといったことも可能です。iOSオペレーションシステムに対応したmyAudi destinationsを利用することで、希望するナビゲーションの目的地を、任意のアプリからAudi Q2に送ることが可能です。お客様は、Share機能を使用して、関連するデータをMMIの接続アプリに送るだけで操作は完了します。そこから先は、MMIナビゲーションプラスが目的地までナビゲートします。

 第2世代のモジュラーインフォテイメントプラットフォームに搭載されたAudiスマートフォンインターフェイスにより、Apple Car PlayおよびAndroid Auto環境の下、iOSとAndroidのスマートフォンを車載のインフォテイメントシステムと接続することができます。

 オプションのバング&オルフセンサウンドシステムを搭載すると、705Wのアンプと14本のラウドスピーカーによる、特別な音響体験が提供されます。ウーファースピーカーにはアルマイト処理されたアルミニウムトリムが装着され、夜になるとLED照明によるホワイトの光が発せられます。


■インテリア:高いレベルの機能性
 開口部の広いドアとSUVならではの高いドアシルにより、5人乗りのスペースを提供する室内には、容易に乗り込むことができます。ドライバーのシートポジションは、他のAudiセダンのように、ステアリングホイールに対して低めのスポーティな位置に設定されていますが、SUVならではの視界の良さはそのまま維持されています。ラゲージコンパートメントは405リットルの容量を確保しており、後席のシートバックを折り畳めば、最大1,050リットルまで拡大することができます。オプションで、パワーテールゲートと3分割式の後席シートバックが設定されています。トランクスルー機能を備えたシートバックの中央部分は、スキーなど、長い荷物を運ぶときに便利です。


■体系的な軽量設計:車重は1,205kg
 厳格な軽量設計コンセプトにより、Audi Q2のボディは非常に軽量に仕上がっています。全長は4.19メートル、ホイールベースは2.60メートルで、オーバーハングは前後とも短く設定されています。全幅は1.79メートルで全高は1.51メートルです。1.0TFSIエンジンを搭載した仕様で、重量は1,205kgに過ぎません。熱成型スチールを多用したパッセンジャーセルが、ボディの強固な骨組みを形成しています。振動特性を最適化したボディ、エアロアコースティックス/エアロダイナミクス分野におけるアウディの卓越したノウハウにより、室内騒音レベルは低く抑えられています。Cd値は、ベースモデルで、SUVとしては良好な0.30 を達成しました。


■3つのTFSIと3つのTDIエンジン
 アウディはQ2シリーズのために、合計6タイプのエンジンを提供します。それぞれ3タイプのTFSI、TDIエンジンで、パワーレンジは85〜140kW(116〜190PS)をカバーしています。エンジンの
選択は、ライトサイジングのコンセプトに基づいています。車両クラス、排気量、パワー、トルクおよび日常ユースでの燃費効率の点で、最高のバランスで満たすエンジンを追求しました。排気量は1.0〜2.0Lです。

 そのうちガソリンエンジンは、85kW(116PS)を発生する直列3気筒の1.0TFSI、110kW(150PS)を発生し気筒休止システム(COD:シリンダーオンデマンド)を備えた直列4気筒の1.4TFSI、140kW(190PS)を発生するパワフルな直列4気筒の2.0TFSIの3タイプです。そのうち2.0TFSIは、新しい燃焼方式を採用しており、低中負荷の運転領域では、ダウンサイジングエンジンと同等の省エネ効果が得られる一方、高負荷領域では過給器付き2.0Lエンジンならではの高出力/トルクを発生します。結果として、あらゆるエンジン回転域で、卓越した燃費効率とパワーが得られることになりました。

 一方、エントリーモデルのディーゼルエンジンには、85kW(116PS)を発揮する直列4気筒の1.6TDIが搭載されます。その上位には、110kW(150PS)と140kW(190PS)の2つの出力が設定された、ベストセラーエンジンの2.0TDIが用意されています。


■新しいデュアルクラッチトランスミッション:パワーの伝達
 ギヤボックスは、6速マニュアルもしくは7速のSトロニックデュアルクラッチトランスミッションが設定されています。Sトロニックはすべてのエンジンと組み合わせることが可能ですが、2.0TDIと2.0TFSI搭載モデルは、この新開発されたデュアルクラッチトランスミッションが標準装備となります。Sトロニックは、ギヤレシオが非常にワイドな設定になっており、新しいタイプのオイル供給と内部フリクションの最適化により、高レベルの伝達効率を実現しています。


■最先端のテクノロジー:シャシー
 すべてのモデルに、プログレッシブステアリングが標準装備されます。このステアリングラックは、操舵角に応じてレシオが変化するように設計されています。ステアリングを大きくきるほど、よりダイレクトなレシオに変化するため、ダイナミックなドライビングを実現します。

 2.0TFSIおよび140kW(190PS)の2.0TDIエンジンを搭載したAudi Q2には、quattroフルタイム4WDシステムが標準装備されます。また、quattroシステムは、1.4TFSI CODおよび110kW(150PS)の2.0TDIを搭載したAudi Q2でも、選択することができます。電子油圧制御の多板クラッチにより、一般的な運転状況では、動力のほぼすべてが前輪に伝達されますが、必要に応じて、瞬時にリヤアクスルにも駆動力が分配されるようになります。それにより、運転する楽しさと走行安全性を高いレベルで両立させています。さらに、トルクベクタリングシステムも、Audi Q2の優れたハンドリングと走行安定性に貢献しています。

 オプションのアウディドライブセレクトを装着すると、ドライバーは「Auto」、「Comfort」、「Dynamic」、「Efficiency」の4つの中から走行モードを選択できるようになります。MMIシステムを装着すると、さらに「Individual」の走行モードが選択肢として追加されます。アウディドライブセレクトは、車載の様々なシステムと連携して、ステアリングやSトロニックの特性のほか、オプションのアダプティブダンパーの制御プログラムの設定も変えることができます。また、「Offroad」モードを備えたESCと、20cmの高い最低地上高により、Audi Q2はオフロード走行も得意としています。


■インディビデュアルスタイル:エクステリアとインテリア
 Audi Q2は、クルマの外観や内装の多くのパーツを、好みに応じて自由にアレンジすることが可能です。装備ラインよって設定が異なるアドオンパーツは、Audi Q2にスポーティもしくは典型的なオフローダーの風貌をもたらします。ヨーロッパ市場においては、ベースモデルの上に、「design」と「sport」の2つの装備ラインが設定されます。design selectionを利用するかS line sportパッケージを選択すると、さらに多様なアレンジが可能になります。S line sportパッケージでは、SUVの機動性が視覚的にも強調された設定になっています。

 丁寧な造りのインテリアでは、お客様が自分好みのスタイルを演出する要素がさらに多くなっています。装飾パネルやシートの一部には、イエロー、オレンジ、レッドといったカラーが用意されています。そのほか、白いプラスチック、つや消しアルミといったトリム素材も選ぶことができます。シート表地は、上質なファブリックのほか、ナッパレザーも設定されています。

 夜間は、オプションのLEDライティングパッケージにより、インテリアが魅力的に演出されます。トップ仕様では、彫刻的な造形を持つインストルメントパネル正面のトリムとニーパッドがLEDによる均一な光で照らされます。このライトには10種類のカラーが設定されています。


■2016年秋から販売開始
 新型Audi Q2は、インゴルシュタットにあるアウディの本社工場で生産される予定で、ヨーロッパ市場では2016年秋から販売を開始します。受注は夏頃から開始する予定です。


 ※製品画像・参考画像は添付の関連資料を参照


■お客様問い合わせ
 0120‐598‐106
 アウディコミュニケーション センター




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