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日本気象協会、2015年の日本全国の年間日射量の傾向を発表

2016-03-02

2015年 年間日射量 例年に比べ『東多西少』
〜例年に比べると、東北地方で多く、九州南部で少ない傾向〜


 一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦、以下「日本気象協会」)は、2016年2月29日に、2015年の日本全国の年間日射量(※1)の傾向を発表します。


◇2015年 年間日射量傾向のポイント
 【例年比(例年…2005年〜2014年)のポイント】
  ・北日本と東日本:「多い」傾向(特に東北地方で「多い」)
  ・西日本:「少ない」傾向(特に九州南部で「少ない」)

 【前年比(前年…2014年)のポイント】
  ・北海道と東日本・西日本の太平洋側:「やや少ない」
  ・東北地方と東日本・西日本の日本海側:「前年並」から「やや多い」


 日本気象協会は、日照時間から日射量を推定する独自技術により、全国約840地点の日射量をリアルタイムに推定しています。このデータは、「アメダス推定日射量」としてオンラインで提供しているほか、1992年以降のデータを蓄積しデータベース化しています。
 「アメダス推定日射量」は、現在の日射量の把握や、過去データを使ったメガソーラー発電事業の事業性評価などで、大手電力各社、新電力各社、太陽光発電事業者にご活用いただいています。

 ※1 全国にある約840地点の日照時間のアメダス観測値をもとにした推定値。


1. 2015年の年間日射量の傾向
(1)例年との比較 −『東多西少』の傾向−
 2015年の年間日射量は、例年と比べ、北日本(北海道北部を除く)と東日本で「例年並」から「多い」となりました。これらの地域では、4月下旬から5月下旬にかけて晴れの日が多く、7月の日射量も多くなっていました。また、太平洋側の地域を中心に10月の日照時間が記録的に多くなりました。なお、仙台では年間日照時間が観測史上1位を記録するなど、特に東北地方で日照時間が多い傾向がみられました。
 西日本の日射量は、太平洋側を中心に「やや少ない」、九州南部で「少ない」傾向がみられました。
 これらの地域は、6月と7月に梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多くなりました。また、8月中旬以降には太平洋高気圧の張り出しが弱く、太平洋側を中心に台風の影響も多く受け、日射量も少なくなりました。
 沖縄・奄美は、奄美地方北部で「少ない」傾向がみられ、沖縄本島南部〜南西諸島で「やや多い」傾向となりました。
 なお、日本全国を大きく[北日本・東日本]と[西日本]に分けて分析したところ、[北日本・東日本]では日射量が多く、[西日本]では少ない傾向がありました。このことを日本気象協会では『東多西少』としました。

(2)前年(2014年)との比較 −日本海側で『前年並』、太平洋側で『やや少ない』傾向−
 2015年の日射量は、前年(2014年)と比べ、東日本・西日本の日本海側の地点で「前年並」、東北地方で「やや多い」傾向がみられました。このほかの地域は、「やや少ない」傾向となっていました。


 *リリース詳細は添付の関連資料を参照


以上



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