Article Detail
富士通、JMOOC公認の大規模公開オンライン講座を提供するプラットフォーム「Fisdom」を開設
JMOOC公認プラットフォーム「Fisdom」を開設
富士通のセキュアーなクラウド環境を活用し安心安全な学びを提供
富士通株式会社(以下、富士通)は、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(所在地:東京都千代田区、理事長:白井 克彦、以下、JMOOC、注1)公認の大規模公開オンライン講座(MOOC、注2)を提供するプラットフォーム「Fisdom(フィズダム)」を開設し、第1弾のMOOCとして国立大学法人金沢大学(所在地:石川県金沢市、学長:山崎 光悦、以下、金沢大学)による「自然と共生する生き方:日本と世界の里山・里海」を3月24日に開講します。
本プラットフォームは、富士通が高度なセキュリティ対策により24時間365日運用管理を行っている、クラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(フジツウ クラウド サービス ケイファイブ、以下、K5)」を活用しています。また、「K5」には、外部システムとの連携で必要となる各種API、および仮想環境を構築するためのリソースが用意されているため、教育機関などが新規に講座を開設する場合には、スケーラブルなMOOC提供システム環境を短期間で構築できます。
JMOOCは本プラットフォームの開設を機会に、さらなるMOOC認知の拡大と多様な学習ニーズ、学習スタイルへの対応を目指していきます。また、富士通はMOOCを活用した反転学習などの教育の多様化と高度化に向け、本プラットフォームのセキュアーな受講環境を維持することにより、MOOC受講者増大に貢献することを目指します。
●背景
2012年に米国においてMOOCがスタートし、現在、欧米を中心に500校以上が講座を提供し、3,000万人以上が受講しています。国内においては2014年4月よりJMOOCの公認講座が開講されて以来、45大学が講座を提供し、19万人が受講していますが、サイバー攻撃、個人情報漏えいなどの脅威を気にせず安心して学習できる、セキュアーなMOOC環境が求められています。
*イメージ画像は添付の関連資料を参照
●開講スケジュール
金沢大学提供「自然と共生する生き方:日本と世界の里山・里海」
1. 講座概要
■講師
宇野文夫 特任教授、中村浩二 特任教授、小路晋作 特任准教授
■講座内容
能登半島での里山・里海を活用した自然と共生する地域づくりを担う人材養成プログラムや、フィリピン・ルソン島での棚田を利用した人材養成プログラムを通じて、里山をめぐる課題とその背後に広がる未来の可能性や、草の根のグローバルな連携について学びます。
■前提知識
なし
2. 開講日
2016年3月24日(木曜日)
3. 受講受付開始日
2016年2月29日(月曜日)
4. 受講受付サイト
「Fisdom」公式ホームページ(https://www.fisdom.org/)
■JMOOC 常務理事・事務局長 福原美三 コメント
MOOCは世界中に拡大していますが、これまでの他のWeb系サービスとは異なり、グローバルな特定提供者が独占的に提供する形態ではなく、多様な学習ニーズや文化、組織に対応する多くの提供者が出現しています。その意味で高い信頼性を誇る富士通がJMOOC公認プラットフォームを提供されることは、日本の多くの学習者や大学はもちろんアジアをはじめとする海外の大学や学習者の将来の期待に応える事になると確信しています。
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
○注釈
注1 JMOOC:
2012年にアメリカで立ち上がったMOOCという教育サービスを日本で普及、拡大することを目指し2013年に日本全体の大学・企業の連合により設立された組織。
注2 MOOC:
Massive Open Online Courses(大規模公開オンライン講義)の略。インターネットを通して大学レベルの講義を、世界中に無料もしくは安価に提供する取り組み。
○関連リンク
・「Fisdom」公式ホームページ
https://www.fisdom.org/
・JMOOC公式ホームページ
http://www.jmooc.jp/
・「FUJITSU Cloud Service K5」紹介サイト
http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/k5/