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NEC、「東京マラソン2016」でICTを活用した先進警備システムの実証実験を実施
NEC、「東京マラソン 2016」でICTを活用した先進警備システムの実証実験を実施
〜2020年とその先を見据えて、安全・効率的な大会運営に貢献〜
NECは、警視庁と連携し、2月28日(日)に開催される「東京マラソン2016」において、ICTを活用した先進の警備システム・技術の実証実験を行います。
NECは、本実証において、当社独自の「群衆行動解析技術」(注1)を用いた固定カメラ映像のリアルタイム解析による混雑状況の早期検知や、一般ランナーと並走する警察官(ランニングポリス)が身に着けるカメラ(ウェアラブルカメラ)から警視庁への高品質かつリアルタイムな映像伝送を行います。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、中でもグローバル成長戦略の柱として「セーフティ事業」を強化しています。NECは、本大会の円滑な運営に貢献するとともに、2020年とその先を見据えた安全・安心なまちづくりに貢献します。
※イメージ画像は添付の関連資料を参照
■実証実験の内容
1.混雑状況のリアルタイム検知
群衆映像から混雑状況や異変を検知するNEC独自の「群衆行動解析技術」を活用し、ゴール付近に設置したカメラの映像から、周辺エリアの混雑状況を高精度かつリアルタイムに検知します。これにより、混雑状況に応じた群衆の適切かつ効率的な誘導を目指します。
2.ランニングポリスと警視庁間でのスムーズな情報共有
ランニングポリスがウェアラブルカメラと送信機を装着し、ランナーの様子や会場で発生した不測の事態に関する映像をLTE回線により警視庁に送信し共有します。映像送信においては、NEC独自の「適応レート制御技術」(注2)により、高画質かつリアルタイムな映像配信を行い、警視庁で現場の状況を適切に把握します。さらに、NEC独自の「映像鮮明化技術」(注3)により、コントラストが大きく変化するシーンでも安定した見やすい映像にリアルタイムで補正を行い、現場の状況をより正確に把握することで、様々な事象の迅速な発見に貢献します。
これらにより、現場と警視庁のスムーズなコミュニケーションを実現し、安全性向上を目指します。
NECは、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。NECは、今回の実証実験を通じて得られる技術や知見を一層高め、今後も2020年とその先を見据えたまちづくり、安全・安心な社会づくりに貢献していきます。
以上
(注1)プレスリリース
NEC、世界初、群衆全体の動きの変化から混雑環境での異変を検知する「群衆行動解析技術」を開発
http://jpn.nec.com/press/201311/20131107_02.html
NEC、豊島区で、世界初の「群衆行動解析技術」を用いた総合防災システムを構築
http://jpn.nec.com/press/201503/20150310_01.html
(注2)プレスリリース
NEC、モバイル網を利用した高画質なライブ映像配信が可能な「適応レート制御技術」を開発
http://jpn.nec.com/press/201511/20151111_04.html
(注3)プレスリリース
世界初、NECが夜間・悪天候・遠方など見えにくい映像を鮮明化する技術を開発
http://jpn.nec.com/press/201212/20121205_01.html
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 官公営業本部
電話:(03)3798−5853