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凸版印刷、「ユニバーサルマナー検定」サービスを提供開始
凸版印刷、「ユニバーサルマナー検定」サービスを提供開始
〜「障害者差別解消法」の施行にあたり、障がい者や高齢者視点に立った
製品・サービス開発のコンサルティング業務を実施〜
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「ユニバーサルマナー検定」の実施、ならびに障がい者や高齢者視点に立った製品・サービス開発のコンサルティング業務の提供を、2016年3月より本格的に開始します。
「ユニバーサルマナー検定」は、障がい者や高齢者など、多様な人々への応対スキルや知識が習得できる検定制度です。凸版印刷は本サービスの開始にあたり、株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:垣内俊哉、以下 ミライロ)と業務提携しました。
■サービス開始の背景
2016年4月からの「障害者差別解消法」の施行に伴い、障がい者や高齢者など、より多くの人々にとって住みよい社会を実現するための取り組みが企業にとって喫緊の課題になっています。
凸版印刷では、ユニバーサルデザインを企業活動における最も基本的な考え方の一つと捉え、2001年に「トッパンユニバーサルデザイン7原則」を策定し、2010年に「トッパンユニバーサルデザイン宣言」を発表。多様性に配慮した社会の実現に貢献しています。また、ユニバーサルデザインへの対応指針を、コミュニケーションデザインとパッケージデザインそれぞれ独自に設け、製品・サービスの開発を行っています。
ミライロでは、バリア(障がい)をバリュー(価値)に変える「バリアバリュー」の理念のもと、ハードとソフトの両面から企業や団体のユニバーサルデザインを支援。現在約300社での採用事例があります。
凸版印刷はミライロとの業務提携を機に、凸版印刷社員に向けた「障害者差別解消法」についての勉強会や、「ユニバーサルマナー検定」の取得を促進。専門的な知識を習得することにより、製品や施設デザインなどのハード面から、調査や対応マニュアルの策定、情報発信などのソフト面まで、より多くの人に利用しやすい総合的な製品・サービスの提供を支援していきます。
■本サービスの詳細
(1)「ユニバーサルマナー検定」の実施
「ユニバーサルマナー検定」とは、自分とは違う誰かの視点に立ち、適切な理解のもと、行動するためのマナー「ユニバーサルマナー」の理解と定着を目的とした検定事業です。
・3級:多様な人々と触れ合うマインドの形成
3級取得カリキュラムでは、「高齢者や障がい者の心理」を重点的に学びます。
検定内容:講義+演習問題(2時間)
検定料: 5,000円
・2級:ユニバーサルマナーの基本を習得
高齢者や障がい者への具体的な対応方法について学びます。
検定内容:講義+実技研修+検定試験(4時間30分)
検定料:15,000円
(2)ユニバーサルマナー&デザインのコンサルティング業務
「障害者差別解消法」を踏まえ、企業が提供する製品・サービスがより多くの人に利用しやすいものになるようコンサルティング業務を行います。
・接客マニュアルの企画・制作
・災害対応マニュアルの企画・制作
・わかりやすいパンフレットの企画・制作
・点字印刷物、フロアマップの企画・制作
・ホームページやSNSでの適正な情報発信
・ユニバーサルデザインパッケージの企画開発・製造
・ユニバーサルデザイン対応製品・サービスの販売イベントの実施 など
■価格
ユニバーサルマナー検定実施・・・3級:5,000円/人(※30人以上で実施)
2級:15,000円/人(※15人以上で実施)
※社員研修などへの講師派遣、製品サービスの企画提案・・・案件ごとに別途見積
■今後の目標
凸版印刷は今後、本サービスを金融機関や公共機関、流通や商業・観光施設などに向けて拡販、2016年に関連受注を含め約3億円の売上を目指します。
*本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
以上