NECネッツエスアイ、韓国社のWebアプリケーション性能監視ソリューションを販売開始

NECネッツエスアイ、DabomSoftのWebアプリケーション性能
監視ソリューションの国内販売を開始
〜お客様のWEBサービスの安定稼働を実現〜


　NECネッツエスアイ株式会社（本社：東京都文京区　代表取締役執行役員社長：和田雅夫　東証：１９７３　NESIC　以下、NECネッツエスアイ）は、株式会社DabomSoft（本社：韓国ソウル代表取締役：高在権　以下、DabomSoft社）と、同社のアプリケーション性能管理（APM）ソフトウェア（※１）であるENPHAROS　JAVA（エンファロス　ジャバ）の日本国内における販売および技術サポートについてパートナー契約を締結し販売を開始します。

　近年、スマートフォンに代表される利用デバイスの拡大や、ネットワークの高速大容量化などにより、ECサイトやインターネットバンキングなど様々なWebサービスが加速度的に普及・拡大するとともに、そのサービスも大規模・複雑化しております。このような中、サービス提供企業はWebサービスの大規模化、複雑化に対応してそのサービスを安定稼働させる事が重要な課題となっております。
　このような課題に対し、ハードウェアやネットワークの分野では冗長化などによる障害対策が進んでおりますが、一方でWebサービスを提供するアプリケーションに関しては、障害発生や処理性能に関する対策・取組みが遅れており、分析から解決までに多大な時間とコストがかかる場合も生じております。しかしながら、アプリケーションの性能管理はエンドユーザに直接影響を与える部分であり、加えて、昨今のメインフレームから汎用サーバを利用したシステム構築、いわゆるダウンサイジング化の流れの中、今後アプリケーションの性能管理は重要性を増してくると考えられています。

　今回パートナー契約を締結し、販売するDabomSoft社の「ENPHAROS　JAVA」は、Javaで開発されたWebアプリケーションについて、応答時間やリソース使用量などの性能要素を監視することで、その稼働状況の分析、障害の事前予知を可能とするソリューションで、お客様企業のシステム環境に応じて最適化されたアプリケーションパフォーマンスを実現します。

　１秒単位のリアルタイムモニタリングを行う点が特徴であり、これによりシステムの異常（予兆）を即時に検出できるため、ECサイトやゲーム／アプリケーション等の運用システムといったエンドユーザに対して高速なレスポンスが求められるサービスのチューニングや、ミッションクリティカルなシステムの監視に最適です。また、運用面においても、モニタリングしたアプリケーションの性能情報が色やグラフで表示されることにより、被疑箇所を視覚的に判断することができます。加えて、トランザクションごとに、処理状況を個別に把握できるため、障害発生時には、アプリケーション内の不具合やボトルネックの箇所を正確、迅速に特定でき、対応時間、対応コストを大幅に削減することが可能です。
　また、導入に際し、サーバに与える負荷が小さいのも特徴で、一般的なAPMソフトウェア製品ではサーバのリソースを５〜１０％使用してしまうのに対し、３％以下にとどめる事が出来ます。

　NECネッツエスアイでは、ENPHAROS　JAVAによるWebアプリケーションの稼働監視と、従来の強みであるネットワーク領域のノウハウを組合せ、お客様企業のWebサービスの安定稼働を支援してまいります。
　また、今後DabomSoft社　ENPHAROS製品ラインナップを順次追加していくことを予定しており、お客様の要件に合わせて適用範囲の拡大を図っていく所存です。

　ENPHAROS　JAVAの特長は以下の通りです。

（１）１秒単位のリアルタイムモニタリング
　・主な性能要素を１秒単位のリアルタイムモニタリングで提供するため、性能劣化や障害の予兆を即時検出することが可能となります。

　　主な性能要素は以下の通りです。
　　　−リソース使用量（CPU使用率、メモリ使用率など）
　　　−TPS（※２）
　　　−スループット
　　　−平均応答時間
　　　−実行中処理の経過状況
　　　−終了した処理の結果および処理時間分布図


（２）一目でわかる監視画面
　・監視画面は色やグラフで視覚的にわかりやすくなっております。専門的な知識を持たない監視員でも、問題切り分けまで実施できます。


（３）迅速な障害分析および対応
　・実行中あるいは終了した全トランザクションに対して、機能レベルまでブレイクダウンした分析を行うため、被疑箇所をピンポイントで特定できます。従来の、技術者によるログ調査や解析の時間を省略し、障害解決までの時間を大幅に短縮します。
　・アプリケーションがデータベースを使用している場合、SQL（※３）構文チェック、アクセスタイムなども確認できます。


（４）システムに対しての影響を最小限で導入が可能
　・ソースコードを変更することなく、導入が可能です。
　・システムのリソース使用量への影響がほとんどないため、導入による性能劣化を心配することなく稼働中システムへも導入ができます。

　＊システム構成図は添付の関連資料を参照


【株式会社　DabomSoftについて】
　株式会社　DabomSoftは、アプリケーション監視の分野において自社の持つミドルウェア技術をベースにAPMソリューションを自社開発し提供するソフトウェア開発企業です。
　韓国のAPM分野ではリーダ企業と位置付けられており、すでに韓国では過去１０年間に渡り、金融機関、公共／教育、キャリアなど約４００社以上の企業に対して導入実績があります。

　詳しくは、http://www.dabomsoft.com/wordpress/jpn/をご覧ください。


以上


　※１　APM（Application　Performance　Management）
　　…アプリケーション観点でのシステム性能監視。
　※２　TPS（Transactions　Per　Second）
　　…トランザクション処理を毎秒何件実行できるかを表した指標。
　※３　SQL（Structured　Query　Language）
　　…リレーショナルデータベースのデータや定義を操作するための言語。


　※DabomSoftおよびENPHAROS　JAVAは、（株）DabomSoftの商標登録出願中の商標です。
　※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


＜本件に関するお客様からのお問い合わせ先＞
　NECネッツエスアイ
　キャリアソリューション事業本部　キャリア販売推進本部
　電話：（０３）６６９９−７５８４
　キャリアソリューション事業本部　ネットワークソリューション事業部
　第四　ICT・SI部
　電話：（０３）６６９９−７５９１
　eメールアドレス：enpharos-qa@ml.nesic.com