キーサイト・テクノロジー、優れたユーザー体験を実現するXシリーズ　シグナル・アナライザーを発表

キーサイト・テクノロジー、ユーザーインタフェース、性能、機能の強化により、優れたユーザー体験を実現する新しいXシリーズ　シグナル・アナライザを発表
開発／トラブルシューティング時に因果関係を直観的に把握可能

■ハイライト
　・すべての設定が２回タッチ以下で実現、かつ直観的な操作が可能なマルチタッチインターフェースを装備
　・業界初となるワンボックスで１GHz解析帯域幅を実現し、レーダーおよび５G研究で広帯域システムを解析する際のテストセットアップを簡素化
　・２５５MHz帯域幅までの広帯域のリアルタイム・データ・ストリーミングの実現により、間欠的な信号や非常に発生頻度の低い信号の解析を強化
　・業界最高の位相雑音性能がすべてのモデルに備わり、レーダー、LTEなどの最新のニーズに対応


　東京、２０１６年２月１５日発−キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：チエ　ジュン、本社：東京都八王子市高倉町９番１号）は、次世代デバイスの開発者向け機能が大幅に強化された、新しいXシリーズ　シグナル・アナライザを発表します。最大の特長は、スマートフォンのような直感的な操作と測定セットアップを構築できる、マルチタッチ・ユーザー・インタフェースが装備されている点にあります。さらに、航空宇宙、防衛、無線通信の最新ニーズに対応するため、性能向上と機能強化も図られています。

　新しいユーザーインタフェースは、１回または２回タッチするだけで測定パラメータを最適化することができます。さらに、マルチタッチ・ユーザー・インタフェースは、ピンチ、ドラッグ、スワイプなど、ジェスチャーコントロールに対応しており、より迅速かつ直観的な操作と解析が可能です。UXA、PXA、MXA、EXA、CXAの全てのXシリーズ　シグナル・アナライザで一貫性のある操作が可能となり、操作方法の習得も容易です。

　フラグシップモデルのUXAでは、次世代デバイスの開発を支援するため、現在、４４または５０GHzまでの周波数レンジを提供しています。さらに、業界初となるスペクトラム・アナライザ（シグナル・アナライザ）１台で１GHz解析帯域幅に対応するオプションの提供を開始します。PXAでは、１３６dBc／Hz（１GHz、１０kHzオフセット、５１０MHzのリアルタイム帯域幅、フルスパンで７５dBcを超えるスプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ）のベンチマーク位相雑音性能を実現しています。

　当社マイクロ波コミュニケーション事業部マーケティングマネージャーであるMario　Narduzziは、次のように語っています。「信号解析においてキーサイトのリーダシップが、新しいXシリーズのユーザビリティーと性能の進歩に表れています。Xシリーズを選択いただければ、お客様は、RF、マイクロ波、ミリ波周波数帯域での課題を解決するための突破口を手に入れることができます。」

　実装密度の高いレーダー環境で信号の相互作用を特性評価するため、UXAとPXAは、最大２５５MHz帯域幅でリアルタイム・データ・ストリーミング（３００MSa／sで１６ビット分解能）に対応しています。ソリューションパートナーX−COM　Systems社のデータレコーダーと組み合わせると、最大１５TBのキャプチャーメモリを使用したリアルタイム収集も可能です。

　マルチタッチ機能を備えたXシリーズ　アプリケーションでは、パルス解析、アナログ復調、雑音指数、位相雑音、LTE／LTE−Advanced、W−CDMA用の実証済み測定アプリケーションが用意されているため、複雑な操作が簡単に行え、即座に測定を開始できます。例えば、パルスアプリケーションを使用すると、高度なレーダーで使用される信号など、広帯域チャープ信号の開発と検証にかかる時間を短縮できます。また、LTE／LTE−Aアプリケーションは、２５６QAMをサポートし、すべてのコンポーネントキャリアの視覚的構成を提供するようアップデートされ、キャリアアグリゲーションを使用するシステムの特性評価を簡素化できます。

　新しいXシリーズの強みを活かし、ディスプレイの大型化、マルチタッチ・ユーザー・インタフェースの装備、性能を向上したN８９７xB　NFA　Xシリーズ　雑音指数アナライザも合わせて発表します。こうした機能により、ユーザーの測定能力が強化され、専用ソリューションを使った高速、高精度の再現可能な雑音指数測定が４０GHzまで可能となっています。

　さらに、Xシリーズ　シグナル・アナライザの発表を記念して、お客様向け無料体験セミナーを３月に実施いたします。セミナーでは、Xシリーズ　シグナル・アナライザで直観的な操作を体感いただくのはもちろん、シグナル・アナライザ／スペクトラム・アナライザの基本的な使用方法も説明いたします。詳細は下記をご覧下さい。http://www.keysight.co.jp/find/sa-trial-seminar


■販売価格等
　＊販売開始日：２０１６年２月１５日
　＊販売予定価格（発表日時点での税抜き参考価格です）：
　Xシリーズ　シグナル・アナライザ（N９０００B　CXA　３GHzモデル）：約１７０万円〜
　Xシリーズ　雑音指数アナライザ（N８９７３B　NFA　３．６GHzモデル）：約５００万円〜


■関連情報
　製品詳細：http://www.keysight.co.jp/find/X-Series


　※製品画像・参考画像は添付の関連資料を参照


■キーサイト・テクノロジーについて
　キーサイト・テクノロジー（NYSE：KEYS）は、電子計測技術・電子計測市場をリードしているグローバル企業です。ワイヤレス、モジュール、ソフトウェアにおけるイノベーションにより、お客様の計測環境の改善に貢献しています。キーサイトは電子機器の設計、開発、製造設置、敷設、運用向けの電子計測器、電子計測システム、関連ソフトウェア、設計支援ソフトウェア、サービスを提供しています。２０１５年度の売上高は、２９億ドルでした。キーサイトについての詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
　http://www.keysight.co.jp


○お客様からのお問い合わせ
　キーサイト・テクノロジー合同会社
　計測お客様窓口
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