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矢野経済研究所、スポーツ用品市場に関する調査結果を発表
スポーツ用品市場に関する調査結果 2011
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内スポーツ用品の市場調査を実施した。
1.調査期間:2010年12月〜2011年3月
注: 2011年3月に発生した東日本大震災の影響は考慮していない
2.調査対象:スポーツ関連企業・メーカー・卸売業・輸入商社・小売業約450社
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに郵送アンケート調査を併用
<スポーツ用品市場とは>
本調査におけるスポーツ用品とは、ゴルフ、スキー・スノーボード、釣り、アスレチックウエア、アウトドア、スポーツシューズ、テニス、スイム、野球・ソフトボール、サイクルスポーツ、バドミントン、武道、卓球、フィットネス、サッカー・フットサル、バスケットボール、バレーボール、ラグビーの主要18分野の関連用品をさす。本年版においてカテゴリーの見直しと追加を行ったため、全体市場規模等、過去の調査の数値と一致しない箇所がある。
【調査結果サマリー】
◆2010年スポーツ用品国内市場は、前年比100.1%とプラス成長の見込み
2010年スポーツ用品国内市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比100.1%の1兆2,863億円の見込みである。
◆大幅な市場拡大となったカテゴリーは「アウトドア」「サイクルスポーツ」の2分野
2010年スポーツ用品市場全体において、大幅な市場拡大となったのが、「アウトドア用品」と「サイクルスポーツ用品」である。アウトドア用品市場は、若い女性を中心とした「山ガール」による消費が当該市場の拡大に大きな影響をもたらし、2010年は前年比105.5%の1,443億円の見込みである。
またサイクルスポーツ用品市場は、世の「健康志向」を追い風にして成長が持続しており、2010年は同104.3%の316億円となる見込みである。
◆健康志向に合致したパーソナルスポーツが好調、牽引したのは女性の活発な活動
「アウトドア」「サイクルスポーツ」以外にも、「スポーツシューズ」における「ランニングシューズ」「ウォーキングシューズ」や「アスレチックウエア」における「コンプレッションアンダーウエア」が好調であり、スポーツ用品市場拡大のプラス要因となっている。これらに共通している点は、どれも個人として参加できるパーソナルスポーツ用途の商品群であり、「健康」といったキーワードが当てはまるという点である。そして、それら成長カテゴリー(アイテム)を牽引しているのが女性の活発な活動である。今や「女性」を取り込む事がマーケット成長の必須条件となっている。
【資料発刊】
資料名:「2011年版 スポーツ産業白書」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53101200
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照