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富士通と米オラクル、「SPARC64 VII+」搭載の「SPARC Enterprise M3000」を提供
富士通とオラクル、新プロセッサを搭載した「SPARC Enterprise M3000」を提供
新プロセッサ「SPARC64 VII+」の搭載により処理性能が最大20%向上
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已、以下、富士通)とオラクル・コーポレーション(本社:カリフォルニア州、レッドウッドショアズ、以下、オラクル)は「SPARC64 VII+」プロセッサを搭載し性能強化した「SPARC Enterprise M3000」を本日より販売開始します。
今回提供する「SPARC Enterprise M3000」は、CPU性能・I/O性能の強化により、ビジネス・インテリジェンス、データベース、ビジネス・プロセスなどの幅広いアプリケーションで最適な性能を提供します。また、優れた運用性の提供やお客様投資の確実な保護により、基幹ICTシステムのさらなる生産性向上を実現します。
[関連リンク]富士通 UNIXサーバ「SPARC Enterprise」紹介
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/
<強化された「SPARC Enterprise M3000」の概要>
新プロセッサ「SPARC64 VII+」のクロック周波数は2.86GHzに向上し、CPUのコア単体性能は従来の「SPARC64 VII+」より最大20%向上(注1)しています。加えて、今回新たに内蔵Solid State Drive(SSD)の搭載をサポートしており、Oracle Database 11g Release 2の高速化機能「Oracle Database Smart Flash Cache機能(注2)」を組み合わせることで、I/O性能が大幅に向上し、Oracle Databaseを使用したシステムの性能を最大限に引き出すことが可能です。なお、「Oracle Database Smart Flash Cache機能」は、UNIX OSではOracle Solaris上でのみ利用可能な機能です。
「SPARC Enterprise M3000」は「Oracle Solaris」との組み合わせにより、優れたセキュリティと仮想化機能、そして富士通、オラクルそれぞれのアプリケーションをはじめとした、さまざまなアプリケーションで最適な性能を提供します。また、電源・ファン・HDDの冗長化・活性交換やOracle SolarisのZFS機能・予測的セルフヒーリング機能などにより24時間365日稼働に求められるミッションクリティカルレベルの高信頼性を実現しています。
「Oracle Solaris Legacy Containers」との組み合わせで旧バージョンのOracle Solaris(Oracle Solaris 8/Oracle Solaris 9)を動作させることが可能です。旧環境からのスムーズなシステム環境移行、それによるコスト・電力の削減が可能であり、サーバ集約に最適なプラットフォームです。
今回提供する「SPARC Enterprise M3000」は他社同等製品(HP、IBM)に比べ、消費電力とCO2排出量が最大37%低減し、環境負荷を最小化します。
※製品画像は添付の関連資料を参照
<オラクル・コーポレーション エグゼブティブ・バイス・プレジデント ジョン・ファウラーのコメント>
「SPARC Enterprise Mシリーズ」はOracle Solarisとの組み合わせにより、ミッションクリティカルなシステムにおいて、お客様投資を最大限に保護しながら、高い処理性能をご提供します。オラクルは富士通の協業により、アプリケーションからディスクに至るまでクラス最高性能を提供するために設計された、新しいSPARC/Solarisシステムをお客様にご提供します。
<富士通株式会社 執行役員常務 豊木 則行のコメント>
今回発表する「SPARC Enterprise M3000」は、富士通の持つミッションクリティカルコンピューティング技術にオラクルとの協業成果が加わることで、従来機種からシステム性能を大幅に向上させ、また省電力機能によりお客様のTCOを大きく削減することを可能にしました。富士通はこれからもオラクルとのパートナーシップを強固にし、お客様の投資効果最大化とICT資産保護を可能にするプラットフォーム開発に取り組んでまいります。
<商標について>
・OracleとJavaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
・すべてのSPARC商標は、ライセンスを受けて使用されており、SPARC International,Inc.の米国およびその他の国における商標です。SPARC64商標は、SPARC International,Inc.の米国およびその他の国における商標であり、ライセンスを受けて使用しています。
・SPEC(R)およびベンチマーク名のSPECfp(R)は、米国およびその他の国におけるStandard Performance Evaluation Corporation(SPEC)の商標または登録商標です。
・UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
・その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
<添付資料>(※添付の関連資料を参照)
・仕様一覧
以上
【注釈】
注1 20%向上:
SPECCPU2006ベンチマークによる比較。
注2 Oracle Database Smart Flash Cache機能:
Oracle Database 11g Release 2で利用可能な機能であり、フラッシュメモリを利用した記憶装置と組み合わせることで、スループット性能の向上とアプリケーションの応答時間短縮を行い、I/O性能を飛躍的に高めることが可能。
【関連リンク】
・富士通 UNIXサーバ「SPARC Enterprise」紹介
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/
<本件に関するお問い合わせ>
富士通コンタクトライン
0120−933−200
受付時間:9時〜17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)