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SCSK、米社製のスケールアウトストレージ「OneBlox」を販売開始
米国Exablox社と国内総販売代理店契約を締結し、
オブジェクトベースのストレージとNASを一体化したスケールアウトストレージ
「OneBlox」の販売を開始
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大澤 善雄、以下SCSK)は、シリコンバレーの先進的ストレージベンダーである米国Exablox,Inc.(本社:カルフォルニア洲サニーベール、CEO:Douglus Brockett、以下Exablox社)と国内総販売代理店契約を締結し、2016年1月27日から、オブジェクトベースのストレージ(※)とネットワークに直接接続しアクセスできるNAS(Network Attached Storage)を一体化したスケールアウトストレージ「OneBlox(ワンブロックス)」の販売を開始します。
※オブジェクトベースのストレージ・・・データをオブジェクトという単位で取り扱う拡張性と冗長性の優れた記憶装置です。サーバーに搭載された複数のハードディスクドライブ(HDD)および複数のサーバーをクラスタ接続し、1つの記憶装置として利用できる機能を提供します。クラスタ内では、データのコピーが複数作成されるため、いずれかのHDDおよびサーバーが故障してもデータは保全される仕組み。
1.背景
現在、多くの企業や組織にとって、保有するデータの肥大化は大きな課題となっています。従来の業務システムデータはもとより、非構造化データ(画像、映像、音声データなど)の増加がストレージの肥大化に拍車をかけています。さらに、今後、あらゆるモノをインターネットでつなぐIoTが進むことで、センサーデータなどの爆発的な増加も見込まれています。
このような現状から近い将来、データの保管先となるストレージ製品には、集めたデータを効率よく蓄えることが求められ、いざデータが必要となった場合には、高速に取り出すことができる性能を併せ持つことが重要となります。そこで、SCSKはこのような性能を備えた「OneBlox」の販売を開始します。
2.Exablox社「OneBlox」の特長
(1)既存システムへの導入が容易なNAS製品でありながら、スケールアウトに対応したオブジェクトベースのストレージ技術を採用しています。トリプルミラー方式(※)で、複数のサーバーに搭載されたドライブを1つのストレージとしてクラスタリングし、クラスタ内ではデータのコピーを複数作成しているため、故障が発生した場合でもデータが失われることはありません。また、急なデータ量の増加に対しても、ディスクドライブの追加や、「OneBlox」本体の増設だけで対応できるシンプルな拡張性を併せ持ちます。
(2)インラインの重複排除、圧縮、スナップショット、レプリケーションなどの豊富なソフトウェアの機能を標準装備しています。レプリケーション機能もあり、データを効率よく安全に保管することや、IPネットワークを経由し遠隔地に転送保管することにより災害対策のためのシステムも低コストで実現可能です。
(3)「OneBlox」1台、最小6テラバイト(論理容量)からのスモールスタートができ、最大で168テラバイト(論理容量)(「OneBlox」7台)まで拡張が可能です。インラインの重複排除・圧縮機能によりペタバイトを超えるデータの保存もできます。
(4)Exablox社は、米国において既に「OneBlox」を300以上のユーザに納入しています。バックアップ、アーカイブ用途が最も多く、一方で特定のアプリケーションサーバーの参照用途でも利用されており、データを取り出す際の転送能力も優れいています。
※トリプルミラー方式・・・データの複製を異なるHDDに分散保存するデータの冗長化技術。
*リリース詳細は添付の関連資料を参照
※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。