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総合企画センター大阪、疼痛薬市場について調査結果を発表

2016-01-28

疼痛薬市場について調査結果を発表


 この程、マーケティングリサーチ会社の総合企画センター大阪(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、日・米・欧 3極を中心に疼痛薬市場について調査を実施、その結果を発表した。


【調査結果】
■2014年度の日・米・欧 3極における疼痛薬市場は、前年度比1.7%減の2兆213億円となった。

 ・2014年度の日・米・欧 3極における疼痛薬市場は、前年度比1.7%減の2兆213億円となった。地域別では、米国が1兆1,309億円で最大。次いで、欧州が5,114億円、日本が3,790億円で続いている。
 ・米国は、オピオイドの低迷や「Lidoderm」「Cymbalta」の特許失効が影響して、前年度比5.6%減(ドルベース12.8%減)となった。
 ・欧州は、「Lyrica」が拡大したことが奏功し、円ベースでは前年度比8.5%増、ユーロベースでは横ばい推移している。
 ・日本は、前年度比2.1%減となった。これは、外皮消炎鎮痛剤が後発品によるシェア浸食と薬価引下げ等の影響を受けて、縮小していることが要因。一方、オピオイド市場が2010年から相次ぐ新薬の上市によって、前年度比13.2%増と好調に推移している。

 ※グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料1」を参照


■種類別では、オピオイドが7,025億円で最大。

 ※グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料2」を参照


 ・種類別では、オピオイドが7,025億円で最大。次いで、NSAIDが3,677億円、COX−2阻害剤が2,536億円、片頭痛治療薬が1,288億円で続いている。
 ・オピオイドは、前年度比4.1%増で推移している。日本では、2010年以降に「フェントステープ」「トラムセット」「トラマール」「ワンデュロパッチ」「ノルスパンテープ」「タペンタ」などが発売されたことで、前年度比13.2%増の789億円に成長している。一方、米国は主要ブランドの「OxyContin」が縮小した結果、円ベースでは前年度比2.3%増、ドルベースで5.5%減の4,467億円(42.54億ドル)となった。また、欧州では「Palexia/Nucynta」やがん性突出痛治療薬の「Abstral」「Effentra」「Instanyl」「PecFent」「Breakyl」などが普及しているものの、ユーロベース3.1%減の1,769億円(12.64億ユーロ)となった。
 ・NSAIDは、前年度比1.3%減となった。日本では、外皮消炎鎮痛剤の売上が後発品や薬価引き下げの影響を受け、前年度比13.5%減の1,781億円となった。米国市場では、既存の経口剤がCOX−2阻害剤の「Celebrex」との競合に苦戦しているものの、「Vimovo」「Duexis」といった比較的新しい経口剤の急成長に加え「Flector」「Voltaren Gel」「Pennsaid」などの外用剤が拡大。その結果、前年度比18.9%増(ドルベース9.9%増)の1,238億円(11.79億ドル)と好調に推移している。欧州は、後発品によるシェアの浸食やOTC製品との競合が続き、円ベースでは増加しているものの、ユーロベースでは前年度比2.8%減の658億円(4.70億ユーロ)となった。
 ・COX−2阻害剤は、主要ブランドの「Celebrex」が欧米で特許失効した影響を受けて、前年度比2.5%減となった。日本では、消費増税の影響により前年度比5.6%減の418億円、米国では「Celebrex」の後発品が発売されたことで前年度比2.8%減(ドルベース10.2%減)の1,822億円(17.35億ドル)。また、欧州では「Celebrex」の特許失効を受け、ユーロベースで4.0%減の296億円(2.11億ユーロ)となった。
 ・片頭痛治療薬は、前年度比1.0%減となった。日本は、トリプタン系製剤の販売高が減少したことから前年度比4.0%減の143億円。米国は、「Imitrex」「Relpax」が拡大したものの、「Maxalt」「Zomig」に後発品が参入したことが影響して、前年度比0.6%減(ドルベース8.2%減)の802億円(7.64億ドル)となった。欧州は、「Imigran」「Zomig」の後発品参入に続き、「Maxalt」が特許失効したため、前年度比0.6%減(ユーロベース8.4%減)の343億円(2.45億ユーロ)となった。


【調査要網】

<調査対象領域>非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、オピオイド、片頭痛治療薬、その他疼痛関連薬


<調査対象企業>
 ・日本企業
  武田薬品工業アステラス製薬、第一三共、塩野義製薬、日本新薬、久光製薬
 ・海外企業
  Pfizer、Johnson&Johnson、Endo International、Allergan(旧 Forest Laboratories)、Teva Pharmaceuticals Purdue/Mundipharma/Napp


<調査期間>2015年8月〜2015年11月


<資料名>
 「2016年 世界の疼痛薬市場」
 ―後期開発品に期待が高まる神経因性疼痛領域―
 http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr310160265
 発刊日:2015年11月27日頒価:87,000円(税抜)


【会社概要】
 会社名:株式会社総合企画センター大阪
 所在地:大阪市西区新町2−4−2 なにわ筋 SIAビル
 TEL:06−6538−5358
 プライバシーマーク認定番号 第20001810号
 公式サイト:http://tpc-cop.co.jp/
 事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版



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