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ウェザーニューズ、桜の開花予想を発表(第7回)
ウェザーニューズ、2011年 第七回桜開花予想発表
東北南部、今週にも開花シーズンへ
〜今週、福島・宮城の8 割以上の桜が開花見込み、北陸では今週末に見頃シーズンヘ〜
・発表地点
お花見名所660 箇所、近所の公園1万箇所、各都市
サポーターから要望があった木、約1万7 千本
・予想内容
開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日
・インターネットサイトと携帯サイト「ウェザーニュース」で、最新の開花情報を毎日更新
・第八回桜開花予想発表は、4月18日(月)13 時発表予定
株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、桜の名所や公園などを対象とした約2万7 千箇所の桜の開花予想を発表いたしました。本発表は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、“日本の桜”を楽しんでもらうことを目的としています。開花予想の対象の桜は、全国のお花見名所660 箇所、近所の公園1万箇所、「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の「マイ桜」約1万7 千本です。開花予想にあたっては、過去7年間、一般の方から寄せられた140万通にもおよぶ桜の開花状況に関する膨大な“観察リポート”、先週全国で一斉調査した“つぼみリポート”、今後の“気象状況の予測”などをもとに算出しています。インターネットサイト「ウェザーニュース」内の「さくらCh.」及び、携帯サイト「ウェザーニュース」では、全国2万7 千箇所の最新の開花予想(開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日)を毎日更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花の最新情報を公開していきます。
◆2011年の桜開花予想
〜桜開花の時期〜
近年、桜の開花は早くなってきています。過去30年間の平均と5年間の平均を比べてみても全国的に早まっています。特に 都心部でこの傾向が大きく、関東地方では2006年以来、毎年過去30年間の平均より早く咲いています。一方で、九州南部など太平洋側の一部ではそれほど開花が早まっていないところもあります。また、エリアによっては桜の開花前線が南から北へ進んでいくとも限らない年が多くなってきました。
今年の3月は上旬に強い寒の戻りとなり、中旬にも真冬並みの寒波が襲来して、気温の低い日が多くなりました。このため、今年の桜の開花はここ5年の開花傾向と比べて東日本、西日本では遅めとなりました。今回のつぼみ調査の結果では、北日本や北陸の南部ほど例年よりつぼみの生長が遅れている
ことが分かり、今年は昨年と比べて北陸、甲信越から東北南部で桜の階かが遅い予想です。東北北部から北海道では、昨年がかなり遅い開花だったこともあり、今年は昨年より開花が早くなる所が多い予想です。
【2011年の開花実況】
今年のソメイヨシノの一輪開花は九州地方から始まり、熊本県は3月16日に桜全体のうち2割以上の桜が一輪開花以上の状態になり、開花シーズンに入りました。その後、九州と四国の太平洋側の地域が次々と開花シーズンに入り、開花時期を迎えた地域がさらに北へ東へと広がりました。特に3月29日から4月1日にかけては西日本、東日本では開花ラッシュとなり、愛知で3月29日、大阪で3月30日、東京で3月31日にそれぞれ開花シーズンを迎えました。なお、西日本、東日本のすでに開花した地域では全般に昨年より一週間から10日ほど遅い開花シーズンの訪れとなりました。その後、先週桜の開花前線は北上し、先週には北陸や関東北部でも開花シーズンに入るエリアが出てきました。
※ 詳細は、関連資料参照