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不動産経済研究所、2015年の近畿圏のマンション市場動向を発表
《近畿圏のマンション市場動向》
−2015年のまとめ−
−概要−
◎発売戸数は1万8,930戸、0.6%の増加。
◎戸当たり価格は3,788万円、3.9%のアップ。
◎月間契約率70.8%、5.8ポイントのダウン。
(1)2015年1〜12月に近畿圏で発売された民間分譲マンションは1万8,930戸であった。(’14年1万8,814戸)。
前年に比べ116戸(0.6%)の増加。
(2)大阪市部14.6%増、大阪府下1.6%減、神戸市部13.7%減、兵庫県下36.1%増、京都市部19.6%減、京都府下1.8%増、奈良県55.4%減、滋賀県52.0%減、和歌山県10.5%減。
(3)戸当たり平均価格は3,788万円で前年比141万円(3.9%)のアップ、3年連続のアップ。
m2当たり単価は58.2万円で前年比5.4万円(10.2%)のアップ、3年連続のアップ。
(4)月間契約率は70.8%、前年(76.6%)比5.8ポイントのダウン。
(5)翌年繰越の販売在庫は2,399戸、前年末(2,094戸)比305戸の増加。
(6)2016年の発売は2万戸程度、対2015年比5.7%増の見込み
☆近畿圏のマンション市場動向(2015年1〜12月)
(調査対象地域=大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県の2府4県)
1. 2015年の新規発売戸数は1万8,930戸である。対前年(1万8,814戸)比116戸、0.6%の増加。
2. 2015年の地域別発売戸数は大阪市部7,137戸(全体比37.7%)、大阪府下3,698戸(同19.5%)、神戸市部2,829戸(同14.9%)、兵庫県下2,366戸(同12.5%)、京都市部1,574戸(同8.3%)、京都府下743戸(同3.9%)、奈良県258戸(同1.4%)、滋賀県189戸(同1.0%)、和歌山県136戸(同0.7%)。
3. 2015年の地域別増減率は大阪市部14.6%増、大阪府下1.6%減、神戸市部13.7%減、兵庫県下36.1%増、京都市部19.6%減、京都府下1.8%増、奈良県55.4%減、滋賀県52.0%減、和歌山県10.5%減。
4. 月間契約率の平均は70.8%、前年の76.6%に比べて5.8ポイントのダウンである。上期は72.4%、下期は69.0%。
5. 2015年の1戸当たりの平均価格、m2単価は3,788万円、58.2万円である。
2014年は3,647万円、52.8万円であったので、前年比総額では141万円(3.9%)のアップ、m2単価では5.4万円(10.2%)のアップである。
6. 2015年の地域別平均価格、1m2当たりの単価は以下のとおり。
大阪市部3,467万円、62.3万円、大阪府下4,022万円、53.6万円、神戸市部3,398万円、57.1万円、兵庫県下4,142万円、54.7万円、京都市部5,124万円、74.5万円、京都府下3,481万円、45.3万円、奈良県3,806万円、48.2万円、滋賀県3,369万円、44.5万円、和歌山県3,003万円、40.9万円。
7. 12月末現在の継続販売戸数は2,399戸で、’14年末現在の2,094戸に比べ305戸増加した。7年ぶりの増加。
’10年末3,971戸、’11年末3,307戸、’12年末2,757戸、’13年末2,263戸、’14年末2,094戸。
8. 2016年の発売戸数は、5.7%増の2万戸が見込まれる。
※グラフ資料は添付の関連資料を参照