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サントリースピリッツ、2016年の事業方針を発表
2016年 サントリースピリッツ(株)事業方針
2015年のサントリースピリッツ(株)の売上は、「角瓶」「響」「ジムビーム」「−196℃ ストロングゼロ」といった主要ブランドや、「知多」「トリス〈クラシック〉」「こくしぼり」といった新商品が好調に推移したことにより、前年を大きく上回りました。
2016年も引き続き、世界の5大ウイスキー(※1)やRTDといった伸長カテゴリーにおいてさらなるブランド育成・強化を行うことで、事業拡大を目指します。また、品質にこだわった活動を展開するとともにハイボール等の飲み方提案など価値提案活動を積極的に展開します。
※1 世界の5大ウイスキーとは、ジャパニーズウイスキー、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーの総称です。技術、品質、生産量などあらゆる面において、世界で高い評価を受けている代表的な5つのウイスキーです。
<ウイスキー>
●2015年 振り返り
ウイスキー市場は、ハイボール需要の拡大などにより、対前年114%程度になったと推定されます。そうした中当社は、「角瓶」「ジムビーム」といった主要ブランドが好調に推移し、対前年113%と市場同様大きく伸長しました。
「角瓶」は、食との相性をテーマにしたマーケティング活動を行いました。おいしい「角ハイボール」を体感いただける料飲店が増えるとともに、家飲み需要も拡大し、対前年114%と伸長しました。国産プレミアムウイスキーは、3月に発売した「響 JAPANESE HARMONY」や9月に発売した「知多」が好調に推移し、対前年108%と伸長しました。
輸入ウイスキーは、「ジムビーム」「メーカーズマーク」など主要ブランドが好調に推移し、対前年138%となりました。特に「ジムビーム」はローラさんを起用した新たなコミュニケーション活動に加え、“シトラスハイボール”という飲み方提案でお客様接点の拡大を図った結果、対前年162%と極めて好調に推移しました。
●2016年 方針
ウイスキーのリーディングカンパニーとして、世界5大ウイスキーのポートフォリオを活用し、ウイスキーの魅力を訴求するとともに市場の活性化を図ります。「角瓶」「ジムビーム」「トリス〈クラシック〉」のマーケティング活動強化、プレミアムウイスキーの価値訴求活動に取り組み、継続的な成長を目指します。
▼「角瓶」「ジムビーム」
「角瓶」「ジムビーム」ともにより多くのお客様に高品質のハイボールを体感いただくための活動を強化します。
「角瓶」は、料飲店での飲用時品質向上の活動を強化するとともに、ご家庭での“おいしい角ハイボール”のつくり方を訴求するなど、ブランド価値の向上を図ります。
世界No.1(※2)バーボンウイスキー「ジムビーム」は、引き続きローラさんを起用したTV−CMを投入し、ブランド認知・飲用意向の向上を図ります。また、昨年ご好評をいただいた“ジムビーム シトラスハイボール”に加え、今年は“ジムビーム ハイボール”を積極的に提案しさらなるユーザーの獲得を図ります。
※2 2014年販売数量(IMPACT NEWSLETTER February 1&15 2015号より)
▼「トリス〈クラシック〉」
東出昌大さんを起用した新たなTV−CMの投入や、広告に連動した店頭活動など、ウイスキーのエントリーユーザーにも気軽に手にとっていただくためのマーケティング活動を、年間を通して実施します。
▼世界5大ウイスキー・プレミアムウイスキー
世界5大ウイスキーは、アメリカンウイスキー「メーカーズマーク」、“クラフトバーボン”「ノブ クリーク」「ブッカーズ」、スコッチウイスキー「ボウモア」「ティーチャーズ」、アイリッシュウイスキー「カネマラ」、カナディアンウイスキー「カナディアンクラブ」、ジャパニーズウイスキー「響 JAPANESE HARMONY」「知多」など、当社ならではのポートフォリオを活用し、ウイスキーの幅広い魅力を訴求していきます。
プレミアムウイスキーは、蒸溜所を起点とした情報発信やセミナーなどを通じて、当社が誇るウイスキーのものづくり・品質のこだわりをお伝えするなど、ウイスキーの価値訴求を積極的に行っていきます。
<RTD>
●2015年 振り返り
RTD総市場は、食中酒としての需要拡大などにより対前年109%程度に伸長したと推定されます。そうした中、当社の販売数量は5,759万ケース(※3)(対前年114%)と大きく伸長し、11年連続で過去最高を更新、市場を牽引しました。
「−196℃ ストロングゼロ」は、引き続き食中酒としての魅力を積極的に訴求し多くの新規ユーザーを獲得、2,750万ケース(対前年119%)と極めて好調に推移しました。「ほろよい」は、通年商品のリニューアルや季節限定商品がご好評いただき、1,230万ケース(対前年101%)と伸長しました。また、2月に発売した「こくしぼり」は、豊かな果実感と深みのあるコクを実現した味わいにご好評いただき、上方修正後の年間計画を上回る313万ケースとなりました。
ハイボール缶は、「角ハイボール缶」の食との相性訴求活動や「トリスハイボール缶」の魅力を訴求するTV−CMの投入などでユーザーが拡大し、872万ケース(対前年120%)と大きく伸長しました。
※3 1ケース=250ml×24本換算
●2016年 方針
RTD総市場が引き続き伸長すると推定される中、当社は「−196℃ ストロングゼロ」「ほろよい」「こくしぼり」、ハイボール缶などの育成・強化に加え、「ホームメイドスタイル」など新たな価値を持った新商品を投入することにより、市場のさらなる活性化を図ります。当社RTD計で6,285万ケース(対前年109%)の販売を目指します。
▼「−196℃ ストロングゼロ」
引き続き食中酒としての魅力を訴求し、さらなるユーザー拡大を図ります。天海祐希さんを起用したTV−CMを引き続き投入するほか、店頭でも広告と連動した販促活動を展開します。また、新商品も積極的に投入し、ブランド計で2,980万ケース(対前年108%)を目指します。
▼「ほろよい」
通年商品のラインナップ強化や限定商品の積極投入を行うほか、沢尻エリカさんを起用したTV−CMやSNSなどを活用したコミュニケーション活動の展開を通じてさらなる接点拡大を図ります。
▼「こくしぼり」
ご好評いただいている“豊かな果実感”をさらに強化するべく1月19日(火)にリニューアルするほか、通年商品〈ピンクグレープフルーツ〉を新発売します。また、“いっそう上質なコク”にこだわった高価格帯商品〈芳醇ぶどう〉〈豊潤もも〉を通年発売し、同ブランドの魅力を積極的に訴求します。
(ニュースリリースNo.12516参照)
http://www.suntory.co.jp/news/article/12516.html
(ニュースリリースNo.12547参照)
http://www.suntory.co.jp/news/article/12547.html
▼「ホームメイドスタイル」
好調なRTD市場において新たな価値を提案するべく、素材の味わいを生かした“手づくりレシピ”に着目し、製法にこだわってつくったカクテル「ホームメイドスタイル」を3月15日(火)から新発売します。
(ニュースリリースNo.12548参照)
http://www.suntory.co.jp/news/article/12548.html
▼ハイボール缶
「角ハイボール缶」は、食との相性訴求をいっそう強化し、さらなる需要拡大を図ります。「トリスハイボール缶」は、通年商品をリニューアルするほか、引き続き吉高由里子さんとアンクルトリスのTV−CMを投入するなど、さらなるユーザー獲得を図ります。また、料飲店でご好評の味わいを気軽にお楽しみいただける、「ジムビーム ハイボール缶」を新発売します。
(ニュースリリースNo.12549参照)
http://www.suntory.co.jp/news/article/12549.html
(ニュースリリースNo.12550参照)
http://www.suntory.co.jp/news/article/12550.html
▼「のんある気分」
ノンアルコールでありながらも“お酒らしい味わい”が楽しめる商品特長をいっそう多くのお客様に体感いただくべく、通年商品のラインナップを強化するほか限定商品も積極的に投入します。
<リキュール・スピリッツ>
●2015年 振り返り
「澄みわたる」シリーズが、すっきりとした味わいと果実由来の香りを楽しめる透明なお酒としてご好評いただきました。また、「ルジェ」のカクテルを瓶容器で楽しむ“ルジェ フルーツジャー カクテル”を積極的に提案したほか、カクテル文化を育むことを目的とした「2015 ビームサントリー ザ・カクテルアワード by メーカーズマーク」を開催しました。
●2016年 方針
「澄みわたる」シリーズは、「澄みわたる梅酒」のマーケティング活動を強化するほか、「澄みわたる白桃酒」を1月19日(火)から新発売するなど同ブランドの魅力を積極的に訴求します。また、“ルジェ フルーツジャー カクテル”や、人気のジンブランド「ビーフィーター」を使用した“肉専用サワー ジントニ!!”といった飲み方を提案するなど、本格リキュール・スピリッツの魅力を積極的に訴求します。
(ニュースリリースNo.12514参照)
http://www.suntory.co.jp/news/article/12514.html
以上