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日本IBM、IHIグループにビッグデータを活用した保守サービス支援システムを提供

2016-01-09

IoT情報などのビッグデータを活用し、保守サービスの高度化を支援
故障予測や計画点検、遠隔監視などのIoTソリューションを提供


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、株式会社IHI(以下、IHI)と株式会社IHI物流産業システム(以下、ILM)、株式会社IHIエスキューブ(以下、IS3)がグループで提供している自動倉庫の保守事業において、作業履歴情報やセンサーデータからなるIoT情報などのビッグデータを活用した保守サービス支援システムの構築を支援し、本格的に稼働したことを発表しました。新保守サービス支援システムは、故障予測や計画点検、遠隔監視などの機能を提供し、顧客企業に対する保守サービスの高度化を実現します。

 IHIグループでは、2013年4月に高度情報マネジメント統括本部を新設し、社内外の多種多様なビッグデータを解析して各事業部に展開し、新たな事業機会の創出や製品・サービスの高度化・総合化を目指してきました。この一環として、ILMとIS3では、自動倉庫事業の高度化を推進してきました。これまでILMでは、自動倉庫内の設備や機材の稼働状態をリアルタイムに監視していました。保守サービスをより高度化していくため、収集したデータを活用したり、顧客の設備状況や保守要員の作業履歴などを分析・活用することによりお客様設備の稼働率を高めることが求められてきました。

 新システムで日本IBMは、設備や機器などのIoTから得られるビッグデータを解析して故障予測や計画点検のためのIoTソリューションおよび設備管理ソリューションを提供しました。具体的には、各種センサーからの異常や稼働履歴、PCで管理していた作業員の出動履歴、報告書、保守履歴に加え、IBMのソフトウェアSPSSで分析した故障予測などの分析結果、顧客別・自動倉庫機種別のカルテ情報などをIBMの設備管理ソリューション Maximoで一元的に管理し、可視化、分析できるようにしました。

 これによりILMでは、故障対応の質の向上、定期点検の効率化、遠隔監視を実現できるようになります。例えば、故障対応の質の向上では、全国の顧客設備の状況やカルテ情報、保守要員の出動履歴などを全国16ヶ所のサービス・センターで把握できるようになるため、故障の兆候を検知して事前に対応できるようにしていきます。また、各部品の故障予測や部品の寿命予測をすることで、計画的な部品の在庫管理ができるようになり、緊急調達を減らし、コストも削減できます。

 日本IBMは、設備や機器などのIoTから得られるビッグデータを解析してトラブルの予兆を検知し、IBMがグローバルで蓄積してきた知見を生かしながら、品質・サービス・保全領域の最適化を支援していきます。


以上


 IBM、IBMロゴ、ibm.com、Maximo、SPSSは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。


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