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ノークリサーチ、2015年度上期のPCサーバー出荷調査報告を発表
2015年度上期PCサーバー出荷調査報告
ノークリサーチ(本社〒120−0034 東京都足立区千住1−4−1 東京芸術センター1705:代表 伊嶋謙ニ 03−5244−6691 URL:http://www.norkresearch.co.jp/)では2015年度上期の国内PCサーバーの出荷状況を調査した。2015年度の予測も併せて調査、報告している。
<2015年度上期PCサーバー市場のポイント>
■2015年度上期は235,180台、対前年比98.4%で若干減少
−台数は前年比1.6%ダウンで、235,180台
−金額は前年比1.7%アップで、1,505億円
■シェアは富士通とNECがほぼ並ぶが、僅差で富士通トップに。
■2015年度全体では集約化とクラウド推進で漸減傾向、50万台を割る見込み。
◇対象期間:
(2015年度上期実績)2015年4月〜2015年9月
(2015年度予測)2015年4月〜2016年3月
◇対象メーカー:電子情報技術産業協会(JEITA)自主統計参加及び未参加メーカー
日本電気、富士通、デル、レノボエンタープライズ、日本HP、日立製作所など
◇対象機種:電子情報技術産業協会(JEITA)定義に準ずる
◇調査方法:当該メーカーに対する直接取材及び弊社データベースによる分析
◇調査時期:2015年12月
[2015年度上期出荷状況]
――2015年度上期は235,180台、対前年比98.4%で若干減少
2015年度上期のPCサーバー市場は235,180台、と前年比98.4%と前年を下回った。
上期市場の背景には次の3点がある。
1.仮想化、クラウド移行が進みサーバーの集約化がさらに進む
2.サーバー買い替えや新規導入のためのエポックメイキングな出来事の不在
3.オンプレ需要は一定割合存続しており、クラウドとのハイブリッド状態継続
上記3点などの要因で、上期は前年比マイナスとなったが、大きなマイナスにはなっていない。一方金額ベースでは前年比101.7%で1,505億円となった。金額市場では、仮想化を背景にしたHDD、SSDやメモリーを多く搭載したサーバーが増えており、平均単価が高まったことがその要因となっている。
サーバーの形状別では、タワーサーバーは80,670台、前年比89.6%で減少。ラックサーバーは137,090台、前年比104.8%と好調だった。ブレードサーバーは17,420台、前年比で96.2%と減少が続いている
※グラフ資料・リリース詳細は添付の関連資料を参照