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KDDI、米国Ossia社とワイヤレス給電技術「Cota(コータ)」の実用化を目指し共同開発

2015-12-29

米国Ossia社とのワイヤレス給電システムの共同開発およびCES2016での参考出展について


 KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 孝司、以下KDDI)は、2015年1月に資本提携を行った(注1)Ossia(オシア),Inc.(本社:米国、ワシントン州、CEO:Hatem Zeine以下、Ossia)と共に、家庭やオフィス内に点在する複数の機器を同時に給電できるワイヤレス給電技術「Cota(コータ)」の実用化を目指し、ワイヤレス給電システムの共同開発を行いました。
 この度、その共同開発の成果としてCotaの技術を採用した給電機器を通じ、離れた場所からスマートフォンやIoT(注2)デバイスをワイヤレス給電させるデモンストレーションを、2016年1月6から2016年1月9日までの会期で米国ラスベガスで行われる「CES(consumer electronics show)2016」にて行います。

 Cotaの技術は、従来のモバイルデバイスはもちろん、急速に普及しつつあるウェアラブル・IoTデバイスにおけるワイヤレス給電をも可能にするものです。Wi−Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を使用した、チャージャー(送電)とレシーバー(受電)から構成され、送信圏内にある複数の機器へ同時に給電することができます。家庭内や学校・会社などの公共施設内、さらには医療機関などでの利用も想定しています。

 CES2016ではOssia社のブース内にて、スマートフォンのバッテリーケースやIoTデバイス内のバッテリーなどが、スマートフォン固有のIDである「au ID」や専用アプリで認証された上で、ワイヤレスに給電されるデモンストレーション展示を行います。

 本開発に係る各社代表は、次のとおりコメントしています。


●高橋 誠(KDDI、代表取締役執行役員専務)
 「IoTの普及により、多様な小型機器への給電機会が想定されるなか、グローバルな事業展開が見込める有望なスタートアップ企業として、Ossiaと共同開発を行った。今後、KDDIはイノベーティブなパートナーとのアライアンスを通じてOpen Innovationを推進し、新たな事業を創出していきたいと考えている。」


●Hatem Zeine(ハテム ゼイン)(Ossia、CEO)
 「Ossiaはこの度、Cotaを用いたIoT向け給電機器を、画期的なデモンストレーションとしてお見せできることを誇りに思う。KDDIと共同開発を行った給電システムのコンセプトは、ワイヤレス給電のますます広がる可能性を示すケーススタディになるだろう。」

 KDDIとOssiaは今後も来るべきIoT時代を見据え、Cotaの日本での実用化に向けた開発を進めるとともに同社が日本進出を検討する際には、様々なIoTデバイスへの給電インフラとして同社を支援していく予定です。


 注1)「KDDI Open Innovation Fund」によるテクノロジー企業への出資について
  http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/01/27/890.html
 注2)IoT=「Internet Of Things」の略で、あらゆるモノやコトが通信機能を持ってネットワークにつながり、センサーが収集したデータを送信したり、クラウド上のデータを活用したり、またはそれらのデータをもとに自動制御を行ったりすることを指す。


 詳細は別紙をご参照ください。

 別紙:米国Ossia社とのワイヤレス給電システムの共同開発およびCES2016での参考出展について
 http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/12/22/besshi1515.html




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