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三井物産、オマーンのORPICから天然ガス液抽出設備の建設契約を受注
オマーン国・Liwa Plastics Industries Complex 建設案件契約の調印について
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、韓国のエンジニアリング会社GS建設と共同で、オマーン国営石油精製・石油化学公社であるOman Oil Refinery and Petroleum Industries Company SAOC(以下「ORPIC」)が2015年9月21日に実施した「Liwa Plastics Industries Complex」の入札に参加し、今般、ORPICから天然ガス液抽出設備の建設契約を受注し、12月17日にオマーン国・マスカットにおいて契約調印します。
オマーン国は石油・ガス分野を中心とした経済成長に伴う産業多角化の一環として、プラスチック原料となるポリエチレン・ポリプロピレン製造事業を進めており、三井物産は同化学製品の原料となる天然ガス液を抽出する設備の建設を行います。
三井物産はオマーン国での陸上油・ガス田生産開発プロジェクト、オマーンLNGプロジェクトへの参画を通じ、石油・ガス上流分野での事業をこれまで手掛けており、下流分野でも重要インフラであるSalalah−2発電事業に出資参画していますが、本件は同国の石油化学産業の発展に貢献する最初のプラント建設案件となります。三井物産は、海外プラント建設で培った豊富なノウハウ及びオマーンでのインフラ事業実績を活かし、本案件の確実な契約履行に貢献します。三井物産はオマーン国をインフラ分野における重点国の一つと位置付けており、引続き同国への国創りに貢献すると共に、優良案件の受注を目指します。
■事業概要
プラント概要:約670mmscf/日の生産能力を有する天然ガス液抽出設備一式
発注者:
ORPIC Plastics LLC.
(オマーン国石油精製・石油化学公社のORPICが100%出資する事業会社)
契約内容 提供役務:プラント概要設備一式の設計、機材調達、建設、試運転助勢役務
契約形態:ランプサムフルターンキー契約
受注者:当社、GS建設の2社コンソーシアム
契約金額:約700百万ドル(約840億円)
納期:契約発効後43か月
建設場所:オマーン国ファフド地域