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ヤマハ、音のユニバーサルデザイン化支援システムの実用化に向け実証実験を実施

2015-12-21

いつでもどこでも“音のユニバーサルデザイン”に対応した社会の実現にむけて
「おもてなしガイド」の実用化およびその改良に向けて、
新たにアナウンス関連企業6社との実証実験に取り組みます
−「Sound UD化プロジェクト」のすべての実証実験の期間延長と内容拡充も決定−


 ヤマハ株式会社は、音声アナウンス関連メーカー6社[注1]と行っている「おもてなしガイド」に関する実証実験をさらに拡大し、新たに、株式会社エーアイ、株式会社キンツー、凸版印刷株式会社、日本ユニシス株式会社、HOYAサービス株式会社、株式会社レゾナント・システムズの6社と、音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」の実用化およびその改良に向けて、実証実験を行うことに合意しました。

 訪日外国人数が今年10月末時点で既に過去最高[注2]を更新し、来年4月には障害者差別解消法が施行されるなか、誰もが暮らしやすい社会を目指すうえで、音声アナウンスやナレーション、ガイダンスの内容を日本語のわからない訪日外国人や音の聴こえにくい高齢者、聴覚障がい者にもいかに効果的に伝えていくのかが大きな課題となっています。

 当社では、こうした課題を解決するために、誰もが日本語の音声の内容を安心で便利な形で理解できる「音のユニバーサルデザイン化社会」の実現に向けて、様々な音声アナウンスに関連したアナウンス関連企業と「おもてなしガイド」の普及に向けた実証実験に取り組んでいます。こうした実験を重ねることで、各業界や企業が一体となって「音のユニバーサルデザイン化社会」を実現する共通インフラを構築し、エンドユーザーにとっても利便性の高いシステムの構築を目指しています。

 今回の実証実験では、各企業が開発、販売する音響機材や音声関連サービスに「おもてなしガイド」の機能を組み込むことによる可能性を共同検討し、シンプルかつ信頼性のある「音のユニバーサルデザイン」対応の音声アナウンスシステムのあり方を探ります。各社のアナウンスを放送するための機材やサービスに「おもてなしガイド」が一律に対応することで、業態やシチュエーションにかかわらず、スピーディーかつ低コストに導入できる、普及に適したアナウンスシステムが構築できると考えています。


 *イメージ図は添付の関連資料を参照


■各社概要 ※50音順

 今回、新たに実証実験に参加することに合意した6社の概要は以下の通りです。

・株式会社エーアイ
 本社:東京都文京区西片1−15−15 KDX春日ビル10F、代表取締役:吉田大介
 http://www.ai-j.jp/

・株式会社キンツー
 本社:大阪府吹田市片山町1丁目7番1号、代表取締役社長:岡島秀幸
 http://kintsubroadcast.sakura.ne.jp/

・凸版印刷株式会社
 本社:東京都千代田区神田和泉町1番地、代表取締役社長:金子眞吾
 http://www.toppan.co.jp/

日本ユニシス株式会社
 本社:東京都江東区豊洲1−1−1、代表取締役社長:黒川茂
 http://www.unisys.co.jp/

・HOYAサービス株式会社
 本社:東京都中野区中野4−10−2 中野セントラルパークサウス 6F、代表取締役社長:大原幸男
 https://www.hoyasv.com/

・株式会社レゾナント・システムズ
 本社:神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目4番地6号、代表取締役社長:中山鳩夫
 http://www.resonant-systems.com/

 ※ヤマハでは引き続き検討パートナーを募集しています。


■「Sound UD化プロジェクト」
実証実験の期間延長と内容拡充について

 当社では、「おもてなしガイド」を多くの企業・組織と協力して普及させる「Sound UD化プロジェクト」に取り組んでいます。現在、さまざまな業界の協力を得て、13の企業・組織との実証実験を行っています。

 この度、より充実した実験成果を得るために、以下のとおり、これまで展開してきたすべての企業・組織と、実験期間を当面2016年3月31日まで延長し、一部の実験内容を拡充することに合意しました。

<実証実験「SoundUD化プロジェクト」の実験延長、拡充内容>

 *参考資料は添付の関連資料を参照


 ※プレスリリース発行日順に記載しています。
 ※関西5私鉄(阪神・阪急・近鉄・南海・京阪)の実証実験については、当初発表の通り2016年3月31日まで実施します。
 http://jp.yamaha.com/news_release/2015/15111205.html


 ヤマハは、今後とも多くの業界、パートナーの皆様と、こうした実証実験を通して「音のユニバーサルデザイン化」を推進し、すべての人にやさしい社会づくりに貢献していきたいと考えています。


■「おもてなしガイド」について
 「おもてなしガイド」は、多数の出願中特許を採用した「音のユニバーサルデザイン化」を支援するシステムです。本システムを導入すると、日本語のアナウンスなどを流すだけで、インターネット環境がないユーザーのスマホにも多言語化された情報や文字情報を提供できるようになります。既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたままの導入も可能です。自動放送はもちろん、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究により、肉声アナウンスへの対応も強化しています。

 ユーザーは、「おもてなしガイド」アプリがひとつあれば、導入施設や交通機関のどこへ行っても、音のユニバーサルデザインのサービスを受けることが可能になります。翻訳情報が必要のない方には、普通の音声としてしか聞こえないため、利便性も低下しません。

 本年9月には、経済産業省が日本の優れたコンテンツ技術を発掘し、評価する「Innovative Technologies 2015」にも採択されました。

 ・参考リンク:http://www.meti.go.jp/press/2015/09/20150910001/20150910001.html


 *参考画像は添付の関連資料を参照


 [注1]:http://jp.yamaha.com/news_release/2015/15101901.html
 [注2]:日本政府観光局「訪日外客数の動向」(http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/)より


 ※「おもてなしガイド」「おもてなしアプリ」「音のユニバーサルデザイン」はヤマハ株式会社の登録商標です。
 ※そのほかの文中の商品名、社名などは当社や各社の商標または登録商標です。


<関連リンク>
 http://omotenashiguide.jp/


■一般の方のお問い合わせ先
 ヤマハ株式会社事業開発部 ニューバリュー推進室
 〒108−8568 東京都港区高輪2−17−11
 TEL:03−5488−5070
 FAX:03−5488−6485
 ウェブサイトhttp://omotenashiguide.jp




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