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シリコン・ラボラトリーズ、「EFM32 Jade Gecko/Pearl Gecko」マイクロコントローラーを発表

2015-12-18

シリコンラボ、新製品「EFM32 Jade Gecko/Pearl Gecko」マイクロコントローラを発表
IoTノードのセキュリティを向上させる、最先端のハードウェア暗号化と高度なエネルギー管理機能を統合


 シリコン・ラボラトリーズ(http://www.silabs.com/Pages/default.aspx)(本社:米テキサス州オースチン、Nasdaq:SLAB、以下:シリコンラボ)は、モノのインターネット(IoT)に対応する次世代のGeckoテクノロジとして、セキュリティおよびエネルギー管理技術を進化させたEFM32(TM) Geckoマイクロコントローラ(MCU)ファミリの新製品「EFM32 Jade Gecko/Pearl Gecko」を発表しました。EFM32 Jade Gecko/Pearl Gecko MCUには、開発者が使いやすいシリコンラボのSimplicity Studio(TM)(http://www.silabs.com/simplicity-studio/Pages/default.aspx)ツールで開発された、最先端のハードウェア暗号化エンジン、柔軟性が高い低消費電力モード、オンチップDC−DCコンバータ、スケーラブルなメモリ・オプションが統合されています。EFM32 Jade/Pearl Gecko MCUは、フィットネス用ウェアラブル・デバイス、スマート・ドア・ロック、POS機器、セキュリティ・センサ、その他のIoTノード・アプリケーションなど、エネルギー消費を重視する多くのバッテリ駆動デバイスに最適です。

 EFM32JG Jade GeckoおよびEFM32PG Pearl Gecko MCUのエンジニアリング・サンプル(5mmx5mm QFN32パッケージ、7 mmx7mm QFN48パッケージ)は現在出荷中で、量産は2016年第2四半期を予定しています。また、シリコンラボはGeckoベースのアプリケーションの評価と開発を開始できるSLSTK3401A EFM32PG Pearl Geckoスタータ・キットを用意しています。価格および納期に関しては、シリコンラボ国内販売代理店にお問合せくださるか、Webサイトhttp://www.silabs.com/EFM32をご覧ください。

■IoTノードのセキュリティの向上
 EFM32 Jade/Pearl Gecko MCUは、ハッカー阻止に対して高まる必要性に応えて、IoTコネクテッド・デバイスに最新のセキュリティ技術を組み込んでいます。ハードウェア暗号化および復号化エンジンを特徴とするこの新しいMCUは、TLS/SSLなどのインターネット・セキュリティ・プロトコルの暗号化および復号化を、最小限のCPU介入で、バッテリ持続時間を犠牲にすることなく、高速かつ優れたエネルギー効率で自律的に行います。オンチップ暗号化アクセラレータは、128または256ビット・キーのAES、楕円曲線暗号(ECC)、SHA−1およびSHA−224/256などの高度なアルゴリズムをサポートします。ハードウェア暗号化を使うことで、競合MCUが多く採用しているソフトウェアのみによる従来技術よりも効率的に、IoTの進化するセキュリティ要件を満たすことができます。

■エネルギー消費の最小化
 ARM(R) CortexR−M3およびM4コアそれぞれを基盤としたEFM32 Jade/Pearl Gecko MCUは、コネクテッド・デバイスに十分な性能を提供する一方、バッテリ持続時間の最適化や、スペースに制約がある設計で使用するバッテリを小さくすることができます。拡張PRS(Peripheral Reflex System)を備えた新しいMCUは、MCUコアのスリープ時に低消費電力のペリフェラルを自律的に動作させるため、コネクテッド・デバイスはスリープ時間を長くして、バッテリ持続時間を延ばすことができます。消費エネルギーを抑えた弱電流のアクティブ・モード(63μA/MHz)は、計算量の多いタスクの高速な実行を可能にします。また、弱電流のスリープ・モード(1.4μA〜30nA)および超高速にスリープ/スリープ解除を移行する機能は、エネルギー消費をさらに低減させることができます。

 EFM32 Jade Gecko/Pearl Gecko MCUは、高効率DC−DCバック・コンバータも搭載しています。200mAの総電流容量を供給するため、MCU以外の他のシステム・コンポーネントの電力源ともなります。この革新的な電力管理技術は、外部DC−DCコンバータを不要にすることでBOMコストと基板面積を低減します。

 シリコンラボで、IoT製品マーケティング担当バイス・プレジデントを務めるDaniel Cooleyは、次のようにコメントしています。「IoT開発者は、コネクテッド・デバイスのバッテリ持続時間を延ばす電力管理アーキテクチャのみならず、IoTノード・アプリケーションのセキュリティを守る次世代の暗号化技術を求めています。コネクテッド・デバイスはこれまで以上にセキュリティの脅威に直面しているため、開発者は最先端のハードウェア暗号化で自らのIoT製品を守る必要があります。弊社は、IoTアプリケーションの重要な2つの要件、つまりエネルギー効率とセキュリティに対応するため、EFM32 Pearl/Jade Gecko MCUファミリを新規に設計しました。」


■EFM32 Jade Gecko/Pearl Gecko MCUの特長
 ・32ビットARM Cortex−M3およびM4コアから選択可能(最大40MHz)
 ・乱数発生器、AES、ECC、SHAテクノロジをサポートする、オンチップのハードウェア暗号化/復号化アクセラレータ
 ・幅広い低消費電力モードを搭載する柔軟性に富んだエネルギー管理システム
 ・ディープ・スリープ・モードでもペリフェラル間の自律的な相互作用をサポートする12チャンネルPRS(Peripheral Reflex System)と構成可能なロジック機能
 ・ストップ・モードでもサンプリングと自律的な比較が可能な12ビット、1MSPSのA/Dコンバータ(ADC)
 ・他のシステム・コンポーネントにも電力を供給できる内蔵DC−DCバック・コンバータ
 ・スケーラブルなメモリ・オプション(最大256KBフラッシュ+32KB RAM)
 ・1.8V〜5Vのコンポーネントをサポートする独立したI/O電源
 ・240製品以上に及ぶEFM32 Gecko MCUの既存ポートフォリオとソフトウェア互換


 *参考画像は添付の関連資料を参照


○EFM32 Gecko開発の簡素化
 EFM32 Jade/Pearl Gecko MCUのシステム設計は、シリコンラボの総合的なSimplicity Studio開発プラットフォーム(http://www.silabs.com/products/mcu/Pages/simplicity-studio.aspx)を基盤にしています。開発者はSimplicity Studioを使うことで、統一したソフトウェア環境の下で、初期の構想段階から最終的な製品までプロジェクトの完成に必要な全てのものに簡単な操作でアクセスでき、IoTアプリケーションの開発プロセスを効率化できます。Simplicity Studioには、Eclipse統合開発環境(IDE)、グラフィックを使用した設定ツール、エネルギー・プロファイリング・ツール、ワイヤレス・ネットワーク分析ツール、デモ、ソフトウェアの使用例、ドキュメント、テクニカル・サポート、コミュニティ・フォーラムなどが含まれています。


○シリコン・ラボラトリーズについて
 シリコン・ラボラトリーズ(略称:シリコンラボ、NASDAQ:SLAB、本社:米テキサス州オースチン、http://www.silabs.com)は、IoT(モノのインターネット)、インターネット基盤、産業オートメーション、民生及び自動車市場向けにシリコン、ソフトウェア、及びシステム・ソリューションを提供する業界大手メーカです。シリコンラボは、エレクトロニクス産業の困難な課題を解決し、性能、省エネルギー、コネクティビティ、設計の簡素化の面で大きなメリットをお客さまにご提供します。ソフトウェア及びミックスドシグナル設計の分野で、卓越した技術力を有する世界クラスのエンジニアリング部門を擁することで、シリコンラボは製品開発に携わる皆さまに、初期構想から最終製品に至るまでのプロセス改善に必要なツールをご提供します。会社概要・事業内容の詳細はhttp://www.silabs.comをご覧ください。


・ご注意
 このプレスリリースには、シリコン・ラボラトリーズ社の現時点における期待に基づく予測が含まれていることがあります。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。様々な重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果になることもあります。シリコン・ラボラトリーズ社では、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えますが、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。シリコン・ラボラトリーズ社の財務成績に影響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、シリコン・ラボラトリーズ社が米国証券取引委員会(SEC)へ最近提出した書類をご覧ください。


 ・Silicon Laboratories,Silicon Labs,Sロゴ,Silicon Laboratoriesロゴ,Silicon Labsロゴは、Silicon Laboratories Inc.の商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。


<お問合せ先>
 シリコン・ラボラトリーズ Y.K.
 TEL:03−5460−2411(代表)
 http://jp.silabs.com


以上



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