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三菱商事と三井物産、西豪州沖のGWF−2開発プロジェクトに最終投資決定
豪州North West Shelfプロジェクト/Greater Western Flankガス田群フェーズ2最終投資決定
三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林健、以下「三菱商事」)と三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)がJapan Australia LNG(MIMI)Pty Ltd(三菱商事、三井物産の折半出資会社、以下「MIMI社」)を通じて参画し、西豪州沖で操業を行うNorth West Shelf Project(以下「NWSプロジェクト」)は、Greater Western Flankガス田群フェーズ2(GWF−2)開発プロジェクトに係る最終投資決定を実施しました。
GWF−2開発プロジェクトは、開発エリア内に属する6ガス田において合計8抗の生産井を掘削して天然ガスを生産し、35kmに亘って敷設した海底パイプラインを通じて当該ガスを既存のGoodwyn Aプラットフォームに繋ぎ込む計画です。生産されたガスは、プラントにてLNG化された後に顧客に対して出荷・販売されるとともに、一部ガスは国内ガスとして豪州国内に供給される予定です。
総投資額はプロジェクト100%ベースで約20億米ドル(MIMI社持分ベース約3.3億米ドル(約400億円)、推定可採埋蔵量は天然ガス1.6兆立方フィート(Tcf)、コンデンセート43百万バレルを想定しており、生産開始時期は2019年後半の予定です。
1989年のLNG生産開始から既に25年以上経過しているNWSプロジェクトにおいて、GWF−2開発プロジェクトをはじめとした既発見未開発ガス田の開発は、プロジェクト価値の向上に大きく資する事となります。
三菱商事及び三井物産は、引続きMIMI社を通じてNWSプロジェクトの安全・安定操業の継続を図ると共に、エネルギー供給源の多様化と市場におけるLNG販売力の強化を進め、安定供給に貢献していきます。
<NWS JV権益比率>
MIMI社:16.67%
BHP Billiton Petroleum(North West Shelf)Pty Ltd.:16.67%
BP Developments Australia Pty Ltd.:16.67%
Chevron Australia Pty Ltd.:16.67%
Shell Australia Pty Ltd.:16.67%
Woodside Energy Ltd. ※オペレーター:16.67%
<MIMI社概要>
名称:Japan Australia LNG(MIMI)Pty.,Ltd
設立年:1985年
資本構成:三菱商事50%、三井物産50%
事業概要:ガス・石油の探鉱、開発、生産、ガス液化、輸送及び販売
所在地:西オーストラリア州パース
役員構成:社長 出崎 基博(三井物産から出向)、
副社長 国廣 元(三菱商事から出向)
取締役 8名(三菱商事4名、三井物産4名)
従業員:約50名
*以下の参考画像は添付の関連資料を参照
・開発エリア位置図
・Goodwyn A プラットフォーム