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三井物産、ブラジル北部沖合深海探鉱鉱区の権益を取得

2015-12-17

ブラジル北部沖合深海探鉱鉱区権益取得


 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、三井石油開発株式会社(本社:東京都港区、社長:日高光雄、三井物産74.26%)と共同で設立した投資子会社Mitsui E&P Brasil Ltda.(ミツイ・イーアンドピー・ブラジル、以下MEPBR社)を通じ、英国BG Group傘下のBG E&P Brasil Ltda.(以下「BG社」)がブラジル北部沖合バヘイリーニャス盆地に保有する深海探鉱鉱区群(4鉱区)権益の10%を取得することでBG社と合意し、2015年4月14日に権益売買契約を締結しました。このたび、ブラジル政府承認を含む契約上の先行要件が充足され、2015年12月8日に権益譲渡が完了しました。尚、BG社は引き続きオペレーターとして65%の権益を保有します。

 本鉱区はブラジル北部沖合に位置し、鉱区面積は3,077平方キロメートルと東京都の約1.4倍の規模で、BG社及び既存パートナーのタイ・PTTEP Brasil Investimentos em Exploracao e Producao de Petroleo e Gas Ltda.(以下「PTTEP BL社」)と共に探鉱作業を行います。本鉱区は石油・ガス資源開発の進んでいないフロンティアエリアに位置しており、大規模な埋蔵量の可能性も見出されています。今後約4年間で、石油・ガスの存在を確認する為の地震探査等の地質調査、試掘井掘削を実施する予定です。

 三井物産は、資源・エネルギー分野を重点分野の一つとしており、探鉱段階からの事業参画を積極的に進めることで、追加埋蔵量の取得コストを抑え、「探鉱・開発・生産」(*1)のバランスの良い資産ポートフォリオを形成、競争力と成長力の高い事業基盤の構築を進めています。また、近年ブラジルでは大型油田の発見が相次ぎ、更なる生産量増加が見込まれていることから、本案件は今後ブラジルを始めとした南米地域で事業展開を図る上での橋頭堡とも位置付けています。

 (*1)「探鉱・開発・生産」:石油・ガス上流開発事業は、商業規模の油田・ガス田を探す「探鉱」、生産井坑、プラットフォームなどの生産設備を建設する「開発」、それらの生産設備を操業し、地下から原油やガスを取り出し販売する「生産」の三段階に分類されます。探鉱案件は事業リスクが高いものの、参画コストはその分低いのが一般的である一方、生産案件は事業リスクが低いものの、参画コストが高い傾向にあります。


■売買契約書の内容
 買主:MEPBR社
 売主:BG社
 取得対象資産:
  バヘイリーニャス盆地深海探鉱4鉱区の夫々権益10%
  BAR−M−215鉱区、BAR−M−217鉱区
  BAR−M−252鉱区、BAR−M−254鉱区


■プロジェクト概要
 鉱区:バヘイリーニャス盆地深海探鉱鉱区
 権益保有者(当社参画後):
  65% BG社【オペレーター】
  25% PTTEP BL社
  10% MEPBR社
 鉱区位置:ブラジル北部沖合(水深2,000メートル程度)


■鉱区位置図

 ※添付の関連資料を参照


■BG Group概要
 正式名称:BG Group plc
 所在地:イギリス・レディング
 上場証券取引所ロンドン証券取引所
 事業内容:石油ガス開発・生産事業
 連結従業員数:4,927名(*2)
 連結総資産:618.5億米ドル(*2)(約7兆4,200億円)
 持分生産量:60.6万原油換算バレル/日(*2)
 持分埋蔵量:65.3億原油換算バレル(*2)

 (*2)2014年12月末時点



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