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ヤマトHD、大阪府茨木市の物流施設「関西ゲートウェイ」を2017年11月稼働
「関西ゲートウェイ」2017年11月稼働
〜厚木・中部・関西の各ゲートウェイの完成で主要都市間のスピード輸送と「止めない物流」を実現〜
ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 山内 雅喜)は、2013年7月に発表した「バリュー・ネットワーキング」構想の実現に向け、2017年11月(予定)、大阪府茨木市に関西圏ではヤマトグループ最大級の総合物流ターミナルとなる「関西ゲートウェイ」(以下 関西GW)を稼働します。この施設は、大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市北区・代表取締役社長 大野 直竹)が建設する新物流施設を、定期建物賃貸借契約により賃貸借するものです。
施設の着工にあたり、本日9時20分より、関西GWの起工式を執り行いましたのでお知らせいたします。
記
1.背景
eコマースの拡大で、注文した商品をより早く受け取りたいという消費者のニーズ、また企業間の物流(BtoB)においても、販売機会のロスを回避するため、必要なときに必要なものを小口多頻度でスピーディに輸送するニーズが高まりつつあります。
これらのニーズに応えるため、ヤマトグループは、主要都市圏(関東・中部・関西)の玄関口に最新鋭の仕分け機器とグループ各社の付加価値機能を備えた総合物流ターミナル「ゲートウェイ」の建設を進めています。
関西GWには、ヤマトグループ12社が入居し、各社が持つ付加価値機能とスピード輸送ネットワークを一体化した「止めない物流」を展開します。また、厚木GW(2013年8月稼働)・中部GW(2016年10月稼働予定)に加え、関西GWが稼働することで、関東・中部・関西の主要都市間における当日配送を実現します。
また、機械による自動化や輸送の効率化によるコスト低減と省力化を実現し、労働人口の減少といった新たな課題にも対応して参ります。
2.関西GWの施設概要
名称:関西ゲートウェイ
所在地:大阪府茨木市松下町1番1
延床面積:約90,486m2(約27,372坪)
構造:鉄骨造 6階建(倉庫4階 事務所5階)
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計/施工者:株式会社フジタ
稼働開始(予定):2017年11月1日(予定)
入居会社:ヤマト運輸・ヤマトグローバルエキスプレス・ヤマトロジスティクス・ヤマトマルチメンテナンスソリューションズ・ヤマト包装技術研究所・ヤマトシステム開発・ヤマトフィナンシャル・ヤマトリース・ヤマトオートワークス・ヤマトボックスチャーター・ヤマトマルチチャーター・ヤマトスタッフサプライ(12社)
※完成予想図は添付の関連資料を参照
3.関西GWの主な特長
(1)陸・海・空の輸送モードに対応した立地で、多頻度幹線輸送によるスピード配送を提供
関西GWが建設される大阪府茨木市周辺は、名神高速道路 茨木ICから至近であることに加え、大阪国際空港(伊丹空港)・関西国際空港・大阪港・神戸港などあらゆる輸送モードに対応できるインフラが整備された絶好の立地条件にあります。関西GWでは、これまでの厚木GW・中部GWと同様に、最新の仕分け機器による24時間発着同時仕分けを行い、2つのGWとの多頻度幹線輸送により、配達リードタイムを短縮し、主要都市間の宅急便当日配達を実現します。
(2)スピード輸送ネットワークとグループ各社の付加価値機能を一体化した「止めない物流」を実現
関西GWにはヤマトグループ12社が入居し、各々が持つ付加価値機能を提供します。ものが流れる中で、キッティングやマージ、メンテナンスなど新たな価値を付加する「止めない物流」を実現します。
(3)省力化・省人化、走行距離の短縮など輸送効率の向上で、コスト構造を改革
関西GWは仕分け作業の機械化で、省力化・省人化を進め、労働力不足に対応します。また、関西圏のハブとして荷物を集約し、車両台数の削減や積載率向上、走行距離短縮などで輸送効率を高め、コスト構造を改革します。
※参考資料は添付の関連資料を参照