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アドバンテスト、高速メモリUFSや1チップPCIe SSD向けテスト・システム「T5851」を発表
メモリ・テスト・システム「T5851」を発表
高速メモリUFS(Universal Flash Storage)や1チップPCIe SSD向けテスト・システム
高い生産性と低いテスト・コストを兼ね備えた、システムレベル・テスト・ソリューション
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:黒江真一郎)は、メモリ・テスト・システムの新製品「T5851」を発表しました。
※製品画像は添付の関連資料を参照
「T5851」は、スマートフォン、タブレット、ノートPCなどのモバイル機器に使用される、高性能・低消費電力の次世代高速メモリUFS(Universal Flash Storage)や、1チップ化されたBGAタイプPCIe(PCIexpress)SSD(Solid−State Drives)向けテスト・システムです。低消費電力が求められるモバイル機器において、より高速でエネルギー効率の高いシリアル・インタフェースと高性能なストレージ・プロトコルを併せ持つ、高度なストレージ・ソリューションが求められています。「T5851」は、デバイスのシステム・レベル・テストに特化した新しい分野のテスト・ソリューションにおいて、これまでのメモリ・テスト・システムと同様の信頼性、低コストかつ量産性能を実現し、お客様のあらゆるニーズに応えます。
「T5851」はSSD試験装置として実績のある当社「MPT3000シリーズ」のアーキテクチャをベースとし、PCIeをはじめ複数のプロトコルに対応します。また、DUT(Device Under Test)完全個別試験と、アドバンテストが独自開発したハードウエア・アクセラレータ―により、業界トップクラスのテストタイムを実現します。
「T5851」は、あらゆるメモリデバイスをサポートするT5800シリーズの新たなラインナップです。モジュール単位でのアップグレードが可能であり、お客様はデバイスの種類に応じてシステム構成とパフォーマンスを最適化でき、長期にわたり投資効率を高めることができます。コンパクトなエンジニアリング評価解析タイプと、当社のテスト・ハンドラ(自動搬送装置)「M6242」などとの接続が可能な量産試験タイプの2つのモデルを用意しています。
また、拡張性に富んだ高電流プログラマブル電源は、今日及び次世代のあらゆるデバイスニーズに対応し、液冷方式のモジュールとともに優れたテスト信頼性を提供します。当社メモリ・テスト・システムとともに業界に広く普及しているFutureSuite(TM)ソフトウエアを採用し、お客様の設備投資と量産展開のリスクを最小化します。
「T5851」の販売開始時期は、エンジニアリングタイプを2016年3月、プロダクションタイプを2016年6月に予定しています。