リニアテクノロジー、デジタル・インタフェース付きレギュレーター「LTM４６７７」を販売

リニアテクノロジー、新製品「LTM４６７７」を発売開始
最大１４４Aの電流分担が可能なPMBus　デジタル・インタフェース付きシングル３６A　またはデュアル１８A　μModule　レギュレータ


　リニアテクノロジー株式会社は、自律的なデジタル・パワー・システム・マネージメントのためのPMBus　シリアル・デジタル・インタフェースを備えたデュアル１８A　またはシングル３６A　μModule(R)（パワーモジュール）降圧DC／DC　レギュレータ「LTM４６７７（http://www.linear-tech.co.jp/product/LTM4677）」の販売を開始しました。LTM４６７７は−４０℃〜１２５℃の動作温度範囲で仕様が規定され、１，０００個時の参考単価は３９．６０ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報はリニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください（http://www.linear-tech.co.jp/product/LTM4677）。

　このデジタル・インタフェースにより、システム設計者や遠隔オペレータはREADコマンドとWRITEコマンドを使用し、I２Cバスを介してシステムの電力状態や消費電力を制御および監視することができます。

　LTM４６７７は、光伝送システム、データコムやテレコムのスイッチやルータ、産業用テスト装置、ロボット装置、RAID、エンタープライズ・システムなど、電気設備のコストや冷却、保守が重視され、連続した高精度の測定が必要なアプリケーションで使用されます。

　LTM４６７７はEEPROM、I２C　インタフェース、デュアルDC／DC　コントローラ、パワーMOSFET、インダクタ、サポート部品で構成されています。２つの１８A出力で電流を分担できるので、最大３６Aのシングル出力を供給可能です。４個までのLTM４６７７をマルチフェーズで動作させることにより、最大１４４Aの出力電流を分担できます。LTM４６７７のもう１つの利点は、２６AのLTM４６２０や３６AのLTM４６３０など、PMBus　インタフェース付きでないμModuleレギュレータと電流分担を行えることです。

　LTM４６７７の低消費電力バージョンであるLTM４６７５（９A、９A）とLTM４６７６A（１３A、１３A）はLTM４６７７とピン互換であり、システムの試作時に機能的に１００％代替可能なので、回路基板のレイアウト変更は不要です。

　LTM４６７７は高速デュアル・アナログ制御ループと高精度の混合信号回路を内蔵し、１６mmx１６mmx５．０１mmのBGA（ボール・グリッド・アレイ）パッケージで供給されます。


○LTM４６７７の特長：
　・並列接続によって最大１４４Aを供給可能なデュアル１８Aまたはシングル３６A　μModuleレギュレータ
　・高速アナログ制御ループと遠隔パワー・システム・マネージメント用のデジタルPMBusインタフェースを備えたレギュレータ
　・電流読み取り精度：±２．５％、最大DC出力電圧誤差：±０．５％（全温度範囲）
　・入力電圧範囲：４．５V〜１６V、出力電圧範囲：０．５V〜１．８V
　・１６mmx１６mmx５．０１mm　BGAパッケージにインダクタ、パワー　MOSFET、DC／DCコンバータ、データ収集システム、EEPROMを搭載


　＊参考画像・参考資料は添付の関連資料を参照


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