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JAXA、平成23年度の年度計画概要など発表

2011-04-11

平成23年度年度計画の概要



1.はじめに
 中期目標、中期計画及び平成23年度当初予算に従い、平成23年度の年度計画を策定したのでその概要について報告する


2.事業の実施計画

(1)H−IIAロケットにより、水循環変動観測衛星(GCOM−W1)を打ち上げる
 ●海面水温、降水量、土壌水分、積雪量等の地球の水循環に関する物理量の計測により温暖化・気候変動の影響の把握に貢献
 ●環境観測技術衛星(ADEOS−II)により得られたセンサ技術(高性能マイクロ波放射計:AMSR)の維持・向上を目指す

(2)H−IIBロケット3号機により、宇宙ステーション補給機(「こうのとり」、HTV)3号機を打ち上げる
 ●ISS共通システム運用経費の我が国の分担責任に相応する物資及び「きぼう」運用・利用に必要な物資を輸送、補給
 ●将来の軌道間輸送や有人システムに関する基盤技術の修得

(3)古川宇宙飛行士のISS長期滞在
 ●5月末頃にソユーズ宇宙船に搭乗、約6ヶ月の長期滞在を予定
 ●医学の専門性を有するISSフライトエンジニアとして、宇宙医学の軌道上実験や「きぼう」を含むISSの各施設の運用および科学実験、SSロボットアーム操作を実施

(4)全球降水観測(GPM)衛星への二周波降水レーダ(DPR)の引き渡し
 ●米国衛星GPMに搭載するDPRの製作試験を完了、米国NASAに引き渡す
 ●米国でGPM衛星のインテグレーション、試験を実施した後、平成25年度にH−IIAロケットで打上げ予定

(5)その他

◆以下の事業について所定の計画に従い研究開発を進める。
 ●第1期気候変動観測衛星(GCOM−C1)
 ●陸域観測技術衛星2号(ALOS−2)
 ●雲エアロゾル放射ミッション/雲プロファイリングレーダ(EarthCARE/CPR)
 ●水星探査計画(Bepi Colombo)
 ●X線天文衛星(ASTRO−H)
 ●小型科学衛星シリーズ
 ●固体ロケット(イプシロンロケット)
 ●小惑星探査機後継機(はやぶさ2)
 ●航空機及び航空エンジンの高度化

◆金星周回軌道投入に失敗した金星探査機(あかつき)については、原因調査と次の投入機会に向けた運用を行う。
◆LNG推進系について、技術開発成果のとりまとめと今後の研究計画の策定を行う。
はやぶさの帰還カプセルから回収した試料の分析について、国際公募を行う。
◆産業界・関係機関等との連携・協力国際協力を一層推進する。
◆東日本大震災への対応については、影響が明確になった後、必要に応じ年度計画の見直しを行う。


※オリジナルリリース・添付資料は、添付の関連資料を参照

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