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安川電機、小型ロボットMOTOMAN−GPシリーズとロボットコントローラYRC1000を開発

2015-12-07

新小型ロボットMOTOMANGPシリーズの開発
−目指したのは、驚くほど高速で、正確無比な高精度−


 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、動作性能を格段に向上した小型ロボットMOTOMANGPシリーズとグローバルのニーズに応えるロボットコントローラYRC1000を開発しました。MOTOMANGPシリーズおよびYRC1000は、2015国際ロボット展(12月2日〜5日、東京ビッグサイト 東2ホール 小間番号IR2−33))に出展(*1)いたします。

 ・製品画像は添付の関連資料を参照


1. 開発の狙い
 当社の小型ロボットは、小型部品の搬送や研磨、家電・電子機器類の組立て等の分野で自動化推進に貢献してきました。近年の更なる生産性向上の必要性を背景に、小型ロボットにはコンパクトな設置性を確保しながらの可搬質量の増加やさらなる高速・高精度化が求められています。当社はこれらのニーズに応えるため、メカ構造を刷新した新小型ロボットGPシリーズ(可搬質量4〜24kg)を開発しました。また、新たな制御方式を採用し、世界各地域で異なる電圧・安全規格・要求仕様へ対応しながらグローバル統一サイズを実現した新コントローラYRC1000の同時開発により、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出します。


2. 主な特長
(1)ロボットの出しうる最高速度で動作
 従来の最高速度制限を撤廃。加減速制御の改善によりロボットの姿勢によらず限界まで加減速時間を短縮します。

(2)動作速度変化によらず軌道は1本
 新たな軌跡制御の採用により、軌跡誤差を80%減少(当社従来比)。テスト運転・プレイバック時も動作速度変化によらず同じ軌跡で動作します。

(3)今までアクセスできなかったところに手が届く
 周辺機器との干渉が少ないスリムアームを採用。コンパクトボディながら業界トップクラスの動作範囲を実現しました。

(4)耐環境性に優れたアーム形状
 悪環境における粉じん、液体の堆積を少なくする丸みを帯びた耐環境デザインを採用しました。

(5)セットアップ時間の短縮と異常時対応の向上
 給電ケーブルは1本でセットアップ時間を短縮。断線時にはプログラミングペンダント上で異常個所を瞬時に表示するなど、メンテナンス性にも優れています。


3. 主な用途
 自動車・機械関連部品、携帯電話、パソコン関連、家電機器などを主とした組み立て・搬送・研磨用途


4. 今後の計画
 2016年6月製品化予定


 *1 可搬質量7kgタイプ、8kgタイプ、12kgタイプの3機種を2015年12月2日より開催の2015国際ロボット展に出展予定です。
 *2 トップスピードに達するまでの加速時間と停止するまでの減速時間を合わせたもの



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