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アサヒグループHDなど、宮城県東松島市で被災した土地の有効活用を目指すプロジェクトを実施
産・官・学・民が連携した復興への取り組み
東松島みらいとし機構(HOPE)×アサヒグループ
「希望の大麦」プロジェクト
いよいよ本格始動!
アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 泉谷 直木)と一般社団法人東松島みらいとし機構(以下HOPE)(宮城県、理事長 大滝 精一)は、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の沿岸部の旧公園用地に、「大麦」の栽培をする事で今後の被災した土地の有効活用を目指す「希望の大麦プロジェクト」を実施します。
アサヒグループは2013年より、震災で大きな被害を受けた宮城県東松島市で活動しているHOPEの活動に協力し「希望の大麦プロジェクト」に取り組んでいます。
本プロジェクトは、震災により被災した土地の有効利用、高付加価値作物の育成を目的に、大麦栽培に挑戦しており、2014年4月より開始した実証試験を経て、今年初めての収穫に至りました。
【希望の大麦プロジェクト概要図】
※添付の関連資料を参照
「希望の大麦プロジェクト」は産・官・学・民が連携して被災地沿岸部の非生産的な土地を活用し、大麦栽培を行う事で、被災地の「なりわい」「賑わい」を取り戻すための取り組みです。
被災地沿岸部の非生産的な土地で栽培された大麦が、地元の食材として地ビールや食品に生まれ変わり、地元農家の方の収入が増加する機会となり、農業とその関連産業での雇用が生まれ、それにより「なりわい」が戻り、再び土地と人とが結ばれる。そして、人々が集い、ビールで乾杯して「賑わい」が生まれる。こうした「希望」を目指し、「希望の大麦プロジェクト」を進めてまいります。
本年は、初年度(2014〜15)の試験栽培を経て「被災した沿岸地での栽培」「規模の拡大」に挑戦します。
試験栽培においてはアサヒグループが選定した大麦(食用麦品種「ダイシモチ」「キラリモチ」、ビール麦品種「サチホゴールデン」「アスカゴールデン」等)を東松島市内で栽培し、今年収穫されました。収穫したビール麦は、宮城県加美郡にある「薬莱振興公社 やくらい地ビール製造所」と連携し、東松島地ビールの醸造を予定しています。また、食用麦は、アサヒビールモルト(株)で麦茶に加工、さらに国内の大麦生産・加工の先進地である栃木県の「株式会社大麦工房ロア」の協力を受け、大麦製品の開発も進めてきました。
今後は、宮城県内外の大麦加工会社へ「東松島産の原材料」として大麦を供給し、全国に広がることで、地域振興から地方創生へとつながることを期待しています。
また今後は、「希望の大麦」に関する商品や情報をシンボルマークを通じて発信していく予定です。
※ロゴは添付の関連資料を参照
アサヒグループは東松島市において、復興の森づくり・森の学校プロジェクト・美馬森(みまもり)プロジェクトなど様々な復興支援に取り組んできました。これらの活動には、社員の応援やボランティア活動も積極的に実施しています。今後も被災地の創造的な復興まちづくりに取り組むHOPEと協働し、その活動を支援する事で、同市の皆様の一日も早い生活の再建を支援して行きたいと思っています。
※参考画像は添付の関連資料を参照