Article Detail
CTC、フラッシュストレージ導入の効果測定サービスを開始
CTC、フラッシュストレージ導入の効果測定サービスを開始
お客様の用途に合わせて最適なストレージを比較検証するフラッシュストレージラボを開設
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、マルチベンダー環境でのシステム検証を可能にする総合検証センター「Technical Solution Center」(以下:TSC)内にフラッシュストレージ向けの検証設備「Flash Storage LAB(フラッシュストレージラボ)」を開設し、お客様の用途に合わせて様々なベンダーのフラッシュストレージを比較検証し、導入効果を測定するサービスを開始します。既存システムのパフォーマンス向上やビッグデータの取り組みを検討している企業に向けて展開し、1年間で100社へのサービス提供を目指します。
仮想化やビッグデータ技術の発展に伴いサーバ利用の効率化が進む中、複数のサーバやアプリケーションが一つのストレージを共有することで、ストレージの読み書き(I/O)がシステムのパフォーマンスに対するボトルネックになっている場合が多く見られます。近年、ストレージI/Oの高速化や低消費電力などの利点からフラッシュメモリを使用したフラッシュストレージが注目されていますが、従来のハードディスクに比べて高価なため、購入を検討している企業では投資効果の正確な判断が必要です。
また、各ベンダーのフラッシュストレージは、ファイル共有、サーバの仮想化、データベースなどの用途や、テキスト、映像などのデータの種類や量、データの圧縮やスケールアウトなどの機能により効果が異なるため、目的に応じたストレージの選択が重要です。
今回開始するFlash Storage LABサービスは、フラッシュストレージを具体的に検討しているお客様向けに、導入に向けてのワークショップや既存環境のアセスメント、製品の体感デモや実証実験を一連で提供します。ワークショップでは、これまでのTSCを活用した検証実績やマルチベンダー環境での大規模システム構築実績から、多機能性やパフォーマンス重視などの分類に基づいて製品の特徴や検証結果を提供します。また、デモンストレーションでは、各製品のパフォーマンスの体感に加え、管理GUIの操作、データ容量削減の機能、障害時の可用性、DR(Disaster Recovery)機能、仮想化環境やDB環境での使用を体感できます。
Flash Storage LABを経て導入するストレージが決まったお客様には、アセスメントや実機検証の結果に基づいて、CTCのエンジニアが適切なシステムの設計・構築を行い、各製品の保守メンテナンスサービスまでトータルなサービスを提供できます。
今後も、CTCは、TSCでの製品を拡充し、検証によるナレッジを蓄積していくことで、マルチベンダーとして技術力を強化し、お客様に最適なシステムを提供していきます。
■対応製品
ベンダー/シリーズ
・EMC:XtremIO
・Hitachi:VSP Gシリーズ
・HPE:3PAR
・IBM(*1):FlashSystem
・NetApp:AFFシリーズ
・Nimble Storage:Nimble Storage
・Oracle:FS1
・PURE STORAGE:FlashArrayシリーズ
■Flash Storage LABサービスメニュー
メニュー/内容
・TSC 見学ツアー:総合検証センター(TSC)でFlash Storage LABをご紹介
・Flash Workshop:Flash製品比較や性能情報に関する情報提供
・Flashデモンストレーション(AES(*2)):Flash製品の性能や運用性についてのデモンストレーション
・Flashアセスメント:Flash製品導入効果の事前レポートサービス
・Flash PoC支援:Flash製品実機検証による有効性確認
*1年度内のサービス開始を予定。
*2AES(Advanced Experience Service)について:クラウドをはじめとする各種最新システムの環境を用意し、実利用を想定したデモを体感できるサービス。