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ジュニパーネットワークス、ネットワークOS「Junos」ソフトの単体版を発表

2015-12-04

ジュニパーネットワークス、データセンター向けに幅広い選択肢とネットワーク自動化を
提供するネットワークOS「Junos」ソフトウェアの単体版を発表
―新たなアクセス・スイッチとソフトウェア導入モデルがデータセンターに柔軟性を提供―


 ジュニパーネットワークス(NYSE:JNPR)は、データセンターの展開において優れた選択肢を提供するネットワーク・オペレーティングシステム(OS)である「Junos(r)」ソフトウェアの単体版を発表しました。「Junos」を分離することにより、サードパーティのネットワーク・サービスやアプリケーションをジュニパーネットワークスのプラットフォームに直接展開したり、サポート対象であるオープンコンピュートプロジェクト(OCP)により定義されたソフトウェア・モデルを通じ、ジュニパーネットワークスのシステムに直接プログラミングできるようになります。

 また、ジュニパーネットワークスは、「Junos」ソフトウェア単体版が稼働し、新しい25/50ギガビットイーサネット(GbE)を標準サポートする初のプラットフォームとなるアクセス・スイッチ「QFX5200シリーズ」を発表しました。このスイッチとソフトウェアの組み合わせは、業界をリードするネットワーク自動化とプログラマビリティの実現に加え、ソフトウェアのライセンス料を従量課金モデルで支払うオプションも導入、ソフトウェアとハードウェアを個別に購入できる柔軟性をもたせます。

 ジュニパーネットワークスでは、同社の次世代データセンター向けアーキテクチャ「MetaFabric<http://www.juniper.net/jp/jp/solutions/metafabric/>(tm)」とSDNソリューション「Contrail<http://www.juniper.net/jp/jp/products-services/sdn/contrail/>」のテクノロジーの導入が、主要なコンバージド・スタック・ソリューション/ハイパーコンバージド・スタック・ソリューション全体で加速していることを明らかにしました。これは、顧客のデータセンターとクラウドインフラの簡素化と拡張を実現し、さらには長期的な投資保護を支援するものです。

 より優れたコラボレーションと接続性に対する要望の高まりに伴い、ネットワークの目的は変化してきました。これに加え、ネットワーク・トラフィックの増加や仮想化されたアプリケーション、コンテナ、ワークロードの登場によって、スケールイン・アウト・アップ・ダウンを瞬時に実行し、多くのことをより迅速に低コストで実現することがIT部門に求められるようになっています。

 今後、データセンターはビジネスのスピードに合わせ、仮想化、自動化、コンバージド・システム、ソフトウェア定義のソリューション、クラウドベースのテクノロジーを重視した柔軟なインフラをサポートする必要があります。調査会社のガートナーは、インフラや運用に関わる企業組織が俊敏なインフラを確立するためには統合システム、クラウド、仮想化に重点を置いた新たなインフラ戦略を考案せざるを得なくなると予測しています。これはつまり、ウェブスケールのアプローチ、コンテナの使用やソフトウェア定義によるインフラの確立を意味します。(*)


■本ニュースのハイライト
 新たな25/50GbEアクセス・スイッチ、「Junos」ソフトウェア単体版、パートナー認証済みのコンバージド・スタック・提供サービスを含む「MetaFabric」アーキテクチャの拡張は、ベンダロックインを回避しつつ、クラウド・ネットワークの進化と自動化を進めるためのシンプルかつスマートな方法を提供します。


◇「Junos」ソフトウェア単体版による充実のネットワークサービス・スイートがサーバのような機能を実現
 §「Junos」ソフトウェア単体版は、サードパーティ製アプリケーションをサポートしているジュニパーネットワークスのスイッチング・システムへ顧客が直接開発しインストールすることを初めて可能にするだけでなく、オープン・ネットワーク・インストール環境(ONIE)準拠のサードパーティ製スイッチでの稼働をも実現しました。

 §オープン・プラットフォームのアプローチによりLinuxへのオープンアクセスを提供しているため、Openstack、Apache、Netconfなどのツールを用いて自由にサードパーティ製アプリケーションをオーケストレーションすることが可能です。また、このような新次元のネットワーク・サービスのモジュール化を実現したことにより、顧客のアプリケーション、SDNコントローラ、オーケストレーション・ツールとの統合が容易になります。

 §MPLS、BGP、EVPN−VXLANのサポートと業界で最も堅牢なL2/L3機能セットにより、優れたアンダーレイ・インフラを備えた理想的なオーバーレイ・ネットワークの設計、構築、自動化のオプションを提供します。

 §「QFX5200」の新たな価格モデルでは、「Junos」ソフトウェアと「QFX5200」ハードウェア・プラットフォームをセットあるいは個別で購入できるようになります。


◇次世代アクセス・スイッチ「QFX5200」は25/50GbEイーサネット標準のサポートにより帯域幅のパフォーマンスを向上
 §「QFX5200」は、10Gから100GbEまでの複数のスピードに対応するため、高額なアップグレードをせずにより高速なポート速度への移行し25G/50GbEをサポートすることができます。また、25GbEにより、既存のケーブルインフラで10GbEの2.5倍のパフォーマンスを得られるようになります。

 §「QFX5200」は、「Junos」ソフトウェア単体版をサポートし、高性能スイッチにクアッドコア・サーバCPUの柔軟性、パワー、機能性を融合しています。

 §「Junos Space Network Director<http://www.juniper.net/jp/jp/products-services/network-management/junos-space-applications/network-director/>」により、単一画面でエンタープライズ・ネットワーク全体を管理することができます。さらに、VMware(r) vRealize(tm) Operations<http://www.vmware.com/products/vrealize-operations>用「Junos Space Network Director」のManagement Pack、そしてVMware vCenter(tm) Serverとの相互運用性によって、エンタープライズ・ネットワークインフラの健全性、容量、パフォーマンスにおける可視性を得ることができます。これにより、物理/仮想ネットワークの制御と管理をさらに簡素化することができます。


◇業界屈指のコンバージド・スタック・ソリューション/ハイパーコンバージド・スタック・ソリューションにおいて「MetaFabric」と「Contrail」の採用が加速
 §業界屈指のコンバージド・スタック・プラットフォームにおける実績を持つ「MetaFabric」と「Contrail」は、オープンなプラグ・アンド・プレイのインフラを提供し、迅速なデータセンターやクラウド・ネットワークの導入を実現します。

 §主要パートナーとの連携を通じ、テクノロジー相互運用性の保証、容易な導入、共同サポートサービスなども含む、検証済みのリファレンス・アーキテクチャを提供し、データセンターのインフラの簡素化を可能にします。

 §ジュニパーネットワークスのソリューションはグローバル・パートナーとともに、FusionStorm<http://www.prnewswire.com/news-releases/fusionstorm-infinistack-solutions-converged-architectures-address-need-for-massive-rapid-network-scalability-300118095.html>、InterCloud Systems、InterVision<http://www.intervision.com/wp-content/uploads/2013/03/InterVision-J-Stack-Press-Release.FINAL_.pdf>、ITQAN、Redapt<https://www.mirantis.com/company/press-center/company-news/mirantis-simplifies-openstack-clouds-turnkey-appliances/>、Technica、Virtual Armorといった主要なコンバージド・スタック・ソリューションへの統合が進んでいます。


 ジュニパーネットワークスのジュニパー開発革新担当エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、ジョナサン・デビッドソン(Jonathan Davidson)は、次のように述べています。「当社のお客様は、ネットワークインフラを展開するペースをビジネス要件に応じて加速させるという課題に常に直面しています。その結果、ネットワークの目的が根本的に変わり、速度、俊敏性、信頼性を備えた接続を人々にもたらすための選択肢を提供することが重要になりました。『Junos』ソフトウェア単体版と新しい『QFX5200シリーズ』、主要なコンバージド・スタックへの当社テクノロジーの統合は、ジュニパーネットワークスのデータセンター・ソリューションがもたらす自動化、プログラマビリティ、オープンさがいかにしてお客様の抱えるネットワークの喫緊の課題とベンダロックインを排除するかを示しています。」


 *出展:Gartner,Inc.“Infrastructure Agility Key Initiative Overview,”(July 16,2015) by Philip Dawson,Arun Chandrasekan,Mike Chuba and Matthew Brisse


■参考資料(英語):
 *ジョナサン・デビッドソンのブログ:ジュニパーネットワークスのソフトウェア、ついにビジネス向けに提供<http://forums.juniper.net/t5/The-New-Network/Juniper-Software-Now-Open-For-Business/ba-p/283641

 *マット・ハーレーのブログ:パートナーウォッチ:Stacks<http://forums.juniper.net/t5/Partner-Watch/Stacks/ba-p/283631

 *QFX5200シリーズ・スイッチ<http://www.juniper.net/us/en/products-services/switching/qfx-series/qfx5200/>のデータシート


■ジュニパーネットワークスについて
 ジュニパーネットワークス(NYSE:JNPR)は、ルーティング、スイッチング、セキュリティにイノベーションをもたらします。ネットワーク・コアから消費者向けデバイスまで、ジュニパーネットワークスのイノベーションはネットワーキング体験とビジネスを変革するソフトウェア、シリコン、システムを提供しています。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。
 http://www.juniper.net/jp/、Twitter<https://twitter.com/Juniper_Japan>、Facebook<http://www.facebook.com/JuniperJapan


【その他の情報】
 J−Net:http://www.juniper.net/jp/jp/community/
 ジュニパーネットワークスに関する最新情報を提供
 ・Junos Central(英語)・・・ネットワークOS「Junos(r)」に関する各種情報を掲載
 ・フォーラム・・・参加者同士で、情報交換ができる掲示板ウェブサイト
 ・ブログ・・・ジュニパーネットワークスが運営する公式ブログ
 Twitter:@Juniper_Japan
 Youtubeジュニパーチャンネル:http://www.youtube.com/junipernetworks
 ジュニパーネットワークス株式会社について
 〒163−1445 東京都新宿区西新宿3−20−2 東京オペラシティタワー45F
 電話番号(代表):03−5333−7400


 Juniper Networks、Juniper NetworksロゴおよびJunosは、米国およびその他の国におけるJuniper Networks,Inc.の登録商標です。その他、記載の各名称は、各所有者に所有権があります。



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