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伊藤忠商事など、サウジアラビアでシュアイバ フェーズ1海水淡水化プラントのリハビリ工事を受注

2011-04-11

シュアイバ フェーズ1 MSF海水淡水化プラント リハビリ工事受注 



 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)と、株式会社ササクラ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:笹倉敏彦、以下「ササクラ」)は、サウジアラビア王国における現地資本との合弁会社アクアパワー・ササクラ社(正式名:Arabian Company and Sasakura for Water & Power、本社:サウジアラビア王国リヤド市、以下「APS」)を通じて、サウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)よりシュアイバ フェーズ1海水淡水化プラントのリハビリ工事の発注内示書を受領し、受注が確定しました。受注金額は49億円で、海水淡水化プラントのリハビリ工事としては大型の受注となります。

 伊藤忠商事とササクラはAPSとともに、SWCCに対し海水淡水化プラントの経年による機能低下に対するリハビリ工事を提案してまいりました。その結果、2009年12月SWCCにより実施された本プラントのリハビリ工事入札に参加し、ササクラの技術力と現地化による技術移転の実績が高く評価され、競合他社を退けて今回の受注に繋がりました。

 プラントのリハビリ工事を行うことにより、新規プラントの建設費の20〜30%程度のコストで、通常のプラント寿命(20〜25年)をさらに15年以上延命することが可能となります。今回のシュアイバ フェーズ1海水淡水化プラントは、1988年に三菱重工業株式会社により建設された、日産2万2千トンの装置10系列からなる多段フラッシュ(MSF)型海水淡水化プラントです。今回の主な工事内容は、伝熱管その他腐食部品の取替えと蒸発器内の抽気構造の改造で、工期は3年を予定しています。

 サウジアラビア王国は生活用水の大部分を海水淡水化プラントに依存しています。同王国における海水淡水化プラントの建設は60年代後半に始まり、80年代初めにピークを迎えました。同王国の海水淡水化能力は、今なお世界最大規模ですが、近年では老朽化した装置も多数存在し、リハビリ工事が急務となっております。さらに、急激な人口増加と工業化の影響で、同王国では水需給が逼迫しており、今後も千億円規模の大型プラントのほか、地方都市における中小規模の装置の建設も計画されています。(同国海水淡水化プラント既設合計容量は410万トン/日。2019年までに750万トン/日への容量拡大が必要。)ササクラと伊藤忠商事はAPSを通じて引き続きリハビリ工事の受注拡大と新設プラントの受注を目指し、同ビジネスを通じて水の安定供給に貢献して参ります。

 伊藤忠商事は水ビジネスを注力分野のひとつと位置づけ取り組んでいます。
 特に同王国においては1970年代よりササクラと共に多数の海水淡水化プラントの納入を行って参りました。2000年代に入りAPSを設立し、一方で発電・造水事業にも参画、さらに昨年は海水淡水化プラント用の逆浸透膜を製造する合弁会社を設立するなど積極的な取組を展開しております。今後も引続き同王国を中心とした中東地域にて計画中の新設プラント案件やリハビリ工事の受注を目指すと共に、発電・造水事業への参画などビジネス規模の拡大を目指します。



<シュアイバ フェーズ1海水淡水化プラント リハビリ プロジェクト>

 ※添付の関連資料を参照


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