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リニアテクノロジー、動作温度−40℃〜150℃の昇圧コントローラー「LTC3872H」を発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3872H」を販売開始
−40℃〜150℃の接合部温度範囲で動作するNo RSENSE 60V昇圧コントローラ
2011年4月6日−高性能アナログICのリーディングカンパニーであるリニアテクノロジーは、−40℃〜150℃の接合部温度範囲で仕様が規定されている、550kHz 固定周波数昇圧DC/DC コントローラ「LTC3872」のHグレード・バージョン「LTC3872H」の販売を開始しました。LTC3872Hは熱特性が改善された2mm x 3mm DFN−8パッケージと8ピンThinSOT(TM)パッケージで供給され、1,000個時の参考単価は235円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報はhttp://www.linear-tech.co.jpをご覧ください。
LTC3872Hは2.5V〜9.8Vの入力電圧で動作し、センス抵抗なしで60Vの高い出力電圧を生成できます。センス抵抗を使用する場合は、出力電圧は外付け部品によってのみ制限されます。大型NチャネルMOSFETをドライブ可能なLTC3872Hは、大きなピーク出力電流を生成できます。5V入力の場合、スイッチは60Vまで昇圧することができるので、車載、重機、産業用制御などのアプリケーションに最適です。
LTC3872Hの電流モード・アーキテクチャはサイクルごとに電流制限を行い、過渡応答が優れています。軽負荷でのパルス・スキップ動作は消費電流が250μAに減少するので、スタンバイ・モードでバッテリ駆動アプリケーションの動作時間を延ばします。この他に、内部ソフトスタート、調整可能な電流制限、高精度の低電圧ロックアウトを備えており、−40℃〜150℃の全動作温度範囲で±1.6%の高いリファレンス電圧精度を達成しています。
■LTC3872Hの主な特長:
・センス抵抗なしで最大60VのVOUTを供給
・VIN 範囲:2.75V〜9.8V
・550kHzの固定周波数動作
・電流制限を調整可能
・軽負荷でのパルス・スキップ
・内部ソフトスタートとオプションの外部ソフトスタート
・リファレンス電圧精度:±1.6%
・電流モード制御
・熱特性が改善された2mm x 3mm DFN−8 およびThinSOT(TM) パッケージ
※製品画像は、添付の関連資料を参照
<リニアテクノロジーについて>
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステムを設計・製造しています。
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