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積水化成品、大型施設の天井材など向け建築内装材「軽量不燃板」を開発
「軽量不燃板」の開発について
積水化成品工業株式会社(本社:大阪市北区西天満2−4−4 社長:柏原正人)は、この度、建築基準法の規定に基づく不燃性能を持つ「軽量不燃板」を開発しました。
これは当社の燃焼熱量を制御した軽量な合成樹脂発泡体を芯材に、金属箔でサンドイッチ加工した、重さが700g/m2の板材で、軽量化が求められる建築内装材に適しています。体育館・ホール・大型店舗・オフィス・空港等の大型施設の天井材としてご使用いただけます。
1.「軽量不燃板」の特長
[1]軽量
軽量不燃板の重量は1m2あたり700gであり、一般に天井材として広く使われている石膏ボードの約10分の1です。天井の仕上げ材として使用することにより、天井全体の軽量化を実現することができ、幕材と異なり張力を保持させる下地の必要もありません。
[2]不燃性能
軽量不燃板は、建築基準法の規定に基づく不燃材料です。(不燃材料認定番号:NM−4138)
[3]意匠性
軽量不燃板は、芯材で使用する合成樹脂発泡体の成形性を活かし、立体的な形状を作ることが可能となり、石膏ボードでは加工が困難であった立体的な天井を作ることができます。表面仕上層は、不織布が標準仕様となっており、従来の天井材に無かった質感(マット感)が得られます。また、表面仕上層にその他の素材を使用することも可能です。
※参考画像は添付の関連資料を参照
2.今後の事業展開
この「軽量不燃板」は、人が集まる建築構造物における地震時の安全性や、免震構造に要求される建築構造物の軽量化を向上させるソリューション提案(具体的には、体育館・ホール・空港・大型店舗などにおける地震時の安全性)として、天井以外の用途開発も進め事業展開を図っていきます。
3.販売計画
・2016年度 200百万円
・2020年度 500百万円
以上