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三菱電機、自動車部品の金型の加工に適した形彫放電加工機を発売
高速・高精度・高品位を実現、自動車部品の金型加工に適したハイグレードモデル
三菱電機 形彫放電加工機「EA12PS」発売のお知らせ
三菱電機株式会社は、形彫放電加工機「EA−PSシリーズ」の新製品として、自動車部品の金型の加工に適した「EA12PS」を11月25日に発売します。本製品は、世界市場向けハイグレードモデルとして当社名古屋製作所で生産し、中国市場向けは中国の三菱電機大連機器有限公司で生産します。
*製品画像は添付の関連資料を参照
[新製品の特長]
1. 進化した適応制御「IDPM」とジャンプ制御「SS JUMP」が加工速度を向上
・独自の適応制御「IDPM」(※1)搭載により、グラファイト電極加工だけでなく、高品位の銅電極加工にも適用拡大
・ジャンプ制御機能「SS JUMP」により、毎分25mの高速移動を1.6Gの高加速度で実現し、加工速度を最大40%向上(※2)
・高剛性構造体と高精度仕様により高速・高精度な形彫放電加工を実現
※1 Intelligent Digital Power Master
※2 従来機EA−V ADVANCEシリーズとの比較
2. 新開発「FP−PS 電源」により微細仕上、光沢仕上から高速荒加工まで実現
・新開発の微細仕上電源「FP−PS電源」搭載により、面あらさは業界最小のRa(算術平均あらさ)0.05μm(NP2回路使用時)を実現
・光沢仕上機能「LLTX」により、金型の磨き作業の削減と離型性を向上
・最大で毎分4.5g(グラファイト電極−鋼材加工)の高速荒加工を実現
・難削材加工回路を標準搭載し、金型加工以外にも工具の部品加工など幅広い用途へ対応
3. 「サーマルバスター」と高精度技術により±3μmのピッチ加工精度を保証
・独自技術「サーマルバスター」(※3)を標準搭載し、環境温度変化の「見える化モニター」により環境温度を可視化するとともに、高精度加工への障壁となる熱変位を最小限に抑制
・当社製NC制御機器を採用し、独自のサーボ制御技術と高精度駆動部品を搭載することで±3μmのピッチ加工精度を保証
※3 熱変位補正機能、Z軸冷却機構、見える化モニターによる、熱変位を抑制するための技術
[発売の概要]
品名:形彫放電加工機
形名:EA12PS
標準価格(税抜き):1,650万円
発売日:11月25日
販売目標:2016年度 200台
[発売の狙い]
近年、自動車の生産増にともない金型の生産が増加する中、放電加工時間・磨き時間の短縮による生産性向上が求められています。さらに、製品の小型化や高効率化に伴う金型の高精度化、面品質向上を求めるユーザーのニーズも高まっています。
当社は今回、これらの要求に対応するため、高速・高精度・高品位を実現して様々な用途に対応するハイグレードモデル「EA−PSシリーズ」の新製品の第二弾として、自動車部品の金型加工においても高精度化と生産性向上を実現する「EA12PS」を発売します。これにより、日本および世界各地での形彫放電加工機のグローバル展開の加速化を図ります。
[主な仕様]
*添付の関連資料を参照
[製品担当]
三菱電機株式会社 名古屋製作所
〒461−8670 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号
三菱電機大連機器有限公司
(Mitsubishi Electric Dalian Industrial Products Co.,Ltd.)
中華人民共和国遼寧省大連経済技術開発区東北三街5号
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部 メカトロ事業推進部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL 03−3218−6560
FAX 03−3218−6822