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日本TI、超低消費電力で長距離無線通信をIoT製品に簡単に実装できるソリューションを発表
日本TI、1個のコイン電池で20kmの通信距離を実現、より低消費電力で最長距離の通信を可能にする新型Sub−1GHzソリューションを発表
IoT製品向けに、業界で最も低消費電力で高いRF性能を提供するTIのSimpleLink Sub−1GHzワイヤレス・マイコン
日本テキサス・インスツルメンツは、超低消費電力で長距離無線通信をIoT製品に簡単に実装できる、SimpleLink(TM)超低消費電力プラットフォーム、SimpleLink Sub−1GHz『CC1310』ワイヤレス・マイコン製品を発表しました。『CC1310』は、建物や工場のオートメーション、アラームやセキュリティ、スマート・グリッドやワイヤレス・センサ・ネットワークなどのアプリケーション向けに、最大20年の電池動作時間を提供します。製品の詳細に関しては、こちらをご覧ください。
日本TIは2015年11月18日(水)から20日(金)までパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2015」で、本『CC1310』評価モジュールを展示します。(TIブース:B−17)
<超低消費電力、長距離通信アプリケーション向け『CC1310』ワイヤレス・マイコンの特長>
・電池動作時間を延長:超低消費電力の無線通信機能、ARMR CortexR−M3 マイコン、センサ・コントローラ、複数のローパワー・モードや0.6μAのスリープ電流のほか、158という最高のULPBench(TM)スコアを実現
・より長い通信距離:高感度と強力な共存性を提供、1個のコインセル電池で、建物全体から、市街地全体まで20kmを超える距離の通信が可能
・より高い集積度:小さな基板実装面積と、ワンチップ、フラッシュ・ベースの4mm×4mmのQFNパッケージにより、指先の大きさのワイヤレス・マイコンが、コイン電池動作のアプリケーションに、より多くの可能性を提供
TIでは、複数のソフトウェア オプションを提供し、SimpleLink『CC1310』ワイヤレス・マイコンを用いた製品開発を簡素化します。現在供給中のソフトウェアには、EasyLinkやTI RTOSを用いたwM−Bus プロトコル・スタックによるポイント・ツー・ポイントの通信例や、Contiki 6LoWPAN メッシュ・ネットワーキング・スタックなどが含まれます。
また、TIでは設計プロセスの簡素化に役立つ開発ツール群、リファレンス・デザインやオンライン・トレーニングなどのサポートを提供しています。
加えて、32kB、64kBや128kBのスケーラブルなフラッシュ・メモリ搭載製品も提供します。
<価格と供給>
TIでは、SimpleLink Sub−1GHz『CC1310』ワイヤレス・マイコンを搭載した開発キットを、TI Storeおよび販売特約店から供給中です。
・『CC1310DK』:包括的なSub−1GHzハードウェア、ソフトウェアやRF開発プラットフォームを単価(参考価格)299ドルで提供
・『CC1310EMK』:2個の『CC1310』評価モジュール、2個のアンテナと、スタート・ガイドを単価(参考価格)99ドルで提供
SimpleLink Sub−1GHz『CC1310』ワイヤレス・マイコンは、315MHz、433MHz、470MHz、500MHz、868MHz、915MHzや920MHzの各ISM帯域向けの製品を提供、4mm×4mm、5mm×5mm、7mm×7mmのQFNパッケージで供給されます。
現在、868MHz、915MHzや920MHzの各ISM帯域向けの製品と、7mm×7mmのQFNパッケージ製品を、以下の価格で供給中です。
・『CC1310F32』:1,000個受注時の単価(参考価格)2.80ドル
・『CC1310F64』:同3.20ドル
・『CC1310F128』:同3.60ドル
<TIのSimpleLink 超低消費電力プラットフォームに関する情報>
・TIの超低消費電力ワイヤレス・マイコンの利点を参照
・Sub−1GHz帯域が長距離通信アプリケーションに最適な理由を、新しいホワイトペーパーで参照
・ConnecTIng Wirelessly blogに加入して、TIのコネクティビティの最新情報を参照
<TIのSimpleLinkワイヤレス・コネクティビティ・ポートフォリオについて>
幅広い組込み市場向けのワイヤレス・マイコン、ワイヤレス・ネットワーク・プロセッサ(WNPs)など、TIの超低消費電力ワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションのSimpleLinkポートフォリオはIoT(モノのインターネット)への接続と開発を簡単にします。Bluetooth(R)Smart、Wi−Fi(R)、Sub−1GHz、6LoWPAN、ZigBee(R)など、14ものワイヤレス・テクノロジーにより、SimpleLink製品はお客様のワイヤレス・ソリューション構築をサポートします。SimpleLinkソリューションの詳細についてはこちらをご参照ください。
<Embedded Technology 2015に出展>
日本TIは、11月18日(水)から20日(金)まで、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2015」に出展いたします。TIブースでは、昨今大きな注目を集めるIoTをテーマに、さまざまなセンサ製品や組込みおよび無線通信製品を中心にパートナー社も交えてデモや展示でご紹介します。TIが提供する便利なオンライン・サポートも実体験いただけるコーナーもご用意いたしました。また、カンファレンス会場では、TIの最新センサ・ソリューションおよびIoT市場動向とTIの取り組みをテーマにした講演も行います。ぜひお越しください。ET展のご案内(TIブース:B−17)
※SimpleLinkはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
<テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて>
テキサス・インスツルメンツは(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する10万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:田口 倫彰、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。
【読者向けお問い合わせ先】
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL:http://www.tij.co.jp/pic
以上